幹事クリタのコーカイ日誌2026 |
| 7月5日 ● 望月がシナーに挑む。 かつてウィンブルドンジュニアで優勝した望月慎太郎。大器と期待されてプロになりましたが、そこから壁にぶつかってなかなかツアーレベルで結果が出せませんでした。本人のインタビューを読むと、ツアーでは小柄なのに、大きな外国人選手と互角に戦えるパワーを身につけようとして自分のテニスを見失っていたということのようです。しかし、そこから改めて自分のテニスを見つめ直して、少しずつ自分のテニスを作ってきたそうです。そして今回のウィンブルドンで4回戦進出と言う結果を出しました。日本男子のウィンブルドン4回戦進出は松岡修造、錦織圭に続く3人目です。 望月はグラスコートのウィンブルドンでかつては主流であったネットプレーを積極的に取り入れています。筋力アップとラケット性能の向上で、今のテニス界ではネットに出てもパスを打たれて抜かれるだけなので、多くの選手がベースラインにとどまっている中、他の選手とは違うことをして、自分らしいテニスをしようと試みる望月が「らしさ」を発揮し始めたということでしょう。素晴らしいチャレンジだと思います。 もちろん今回の望月の勝ち上がりにはドロー運に恵まれた面があることも否めません。ここまで本当のトップ選手とは当たらず、またランキングでは上の選手と言えどもクレーが得意な選手と対戦してきたので、望月のテニスがうまくはまったと思います。しかし、いよいよ4回戦でトップ中のトップ、ランキング1位で第1シードのシナーと対戦します。シナーかぁ、絶望的じゃん、と思う人も多いでしょうが、まだ若い望月がセンターコートで世界1位と戦えるというのは貴重な機会ですし、大きな経験になります。負けてもともとなので思い切ってチャレンジすること自体が、望月を成長させることでしょう。ある意味ラッキーなドローだとも考えられます。 ちなみに望月の前のセンターコートで大坂なおみと第1シードのサバレンカの対戦も組まれています。日本のテニスファンにとっては見逃せない日になりました、と言っても日曜日の深夜ですから、仕事の人にとってはちょっと辛い時間になりそうですが。 |