幹事クリタのコーカイ日誌2026

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6月27日 ● 女性アイドル50年史。

 24日に放送された「エイトジャム」のゴールデンSPが「豪華プロが選ぶ音楽の教科書に載せたい昭和・平成・令和 女性アイドル50年史」というテーマでした。50年ということは僕が15歳の頃からの女性アイドルの歴史ということになるので、まさにド真ん中ストライクの企画。しっかりと見させてもらいました。

 感想から言えば、基本はできていたけれども、ちょっとわかっていないんじゃないの、という疑問点もいくつかあって、トータルではまあまあかなというところ。50年史というと1970年代前半にデビューした南沙織、小柳ルミ子、天地真理あたりはギリギリでこぼれてしまうのではないかと思ったのですが、さすがにアイドルの創成期のこの時代の歌手は外せなかったのか、トップに南沙織をもってきていたのは正解だと思いました。ただアグネスチャンや麻丘めぐみを入れておいて浅田美代子が登場しないのはダメでしょう。歌が衝撃的に下手でも人気が爆発した最初のアイドルです。「歌手」ではない「アイドル」を浅田美代子が規定したと言っても過言ではありません。

 そして「スター誕生」から森昌子を取り上げるのは良いですが、なぜ桜田淳子を無視して岩崎宏美にいくのか、さらに同じホリプロでありながら先輩の山口百恵を差し置いて榊原郁恵を先に出すのか、このあたりのカオスぶりは謎でした。キャンディーズとピンクレディーの対比もなかったのは残念。そこは掘り下げて欲しいところでした。山口百恵の扱いの小ささは、引退後の後継者である松田聖子や中森明菜のべらぼうな尺の取り方に比べて驚くほど小さく、きっとスタッフが70年代に詳しくないのか、80年代に思い入れがあり過ぎるのだろうと考えるしかありません。

 そう思わせるほど80年代のアイドルは手厚く紹介していましたが、花の82年組という括りは紹介されず、また工藤静香をしっかり紹介したのに、中山美穂、南野陽子、浅香唯をスルー、なのに本田美奈子はたっぷりと見せたのも正統的なアイドル史としては不合格です。大人数グループアイドルの嚆矢であるおニャン子クラブの紹介もあっさりで、その割に後のモーニング娘には力が入った紹介をしていたのもバランスを欠く気がします。どちらもあってAKB48に繋がるのですから、そのあたりの流れをきちんとおさえて欲しかったところです。

 90年代のアイドル冬の時代はあっさり目になるのは仕方ありませんが、「アーティスト」と「アイドル」の境目については語って欲しかったところです。安室奈美恵や浜崎あゆみを取り上げなかったのはアーティストという扱いだったからなのか、では70年代に太田裕美をアイドルとして取り上げたのはなぜなのか、竹内まりやも当初はアイドル的な扱いでしたが紹介されず、薬師丸ひろ子や原田知世は元から女優なのにアイドル枠として取り上げたのも境界線がわかりにくいです。Perfumeもアイドルではなくアーティストということのようです。

 2010年代ではAKB48が圧倒的で、それに乃木坂46が続いたわけですが、今やグループアイドルだけがアイドルで、松浦亜弥を最後に単独でアイドルとして成功している例がありませんが、そこを掘り下げることがなかったのも残念でした。乃木坂46の1期生の斉藤ちはるアナに少しコメントをさせていましたが、AKB48の卒業生、できたらアイドルをプロデュースしている指原莉乃がゲストでいたら良かったのではないかと思います。指原が忙しいなら柏木由紀でも峯岸みなみでも良いですけど、やはりAKB48はアイドル史を語る上では外せないでしょう。



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