幹事クリタのコーカイ日誌2026 |
| 6月18日 ● 日経平均7万円台。 今日の東京株式市場で日経平均は前日比で1151円高い7万1053円で終えました。2009年3月につけたバブル崩壊後の最安値(7054円)から10倍超えです。当時も僕は株式投資をしていましたが、あの頃は株価を見る気も失せていて、ほぼ放置したまま何もしていませんでした。その後少しずつ株価が戻したところで整理してしまったものも多く、当時保有していた銘柄の大半はもう売ってしまっていますが、あのまま持っていたら大儲けだったかと言うと、実はそうでもありません。当時と今では注目されている業種や企業が違いますから、やはり時代に合わせてポートフォリオのメンテナンスは大事です。 僕が持っている銘柄で値上がり幅が大きいのは銀行と商社です。どちらもこの数年で大きく値上がりしましたが、5年前に退職金で「利回りが良く堅実そう」という理由で購入した銘柄が多いので、たまたまタイミングが良かったと言うしかありません。逆に今の株価上昇を牽引している半導体やAI関連はそれほど持っていないので、実は今の株価上昇の恩恵は少ないです。神様ではないので、そうなんでもかんでもうまくいくものではありません。年金生活者になって手元資金もないし、今はむしろ指をくわえて見ている側です。 日経平均が6万円から7万円に到達するのに2ヵ月弱しかかかりませんでした。5万円から6万円までは半年、4万円から5万円は1年8ヵ月、3万円から4万円までは3年1ヵ月。その前は「失われた30年」です。いかに急ピッチで日本株が上昇しているのかわかろうというものです。ただPER(株価収益率)は18倍だということですから、まだバブルというほどのものではないと伝えられています。PERは利益の何倍まで買われているかを示す指標で、バブル期ピークの1989年末では62倍、ITバブル期は130倍を超えていたそうですから、18倍というのは堅調な業績に見合った株価だと言えます。 とは言え、じゃあ日本はいま好景気に沸いているかと言えば、全くそんなことはありません。むしろ物価高で生活は苦しくなるばかりで、国民の不満はマグマのように溜まっています。バブル絶頂期の1989年、僕は28歳でしたが、当時は日本中がバブルに踊り狂っていたと言っても良いほどの弾けっぷりでした。世界で一番裕福な国は日本だと半分くらい信じていました。企業だけではなく個人でも、普通のサラリーマンでも海外の不動産を購入していた時代です。あれはあれでおかしかったのですが、今の「静かな」株高もちょっと不思議というか、おかしいと思います。いま景気が良いのは富裕層と大企業だけで、多くの庶民は貧しくて富が一部に偏在しているように感じます。庶民にまでお金が回ってきていたバブル期の方が、肌感覚としては楽しかったし良かったです。 |