幹事クリタのコーカイ日誌2026

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6月12日 ● 河野とガッツと玉緒。

 立て続けに訃報が報じられました。元自民党総裁の河野洋平、ボクサーのガッツ石松、女優の中村玉緒。それぞれに若い頃から見てきた著名人です。河野洋平は自民党のハト派の重鎮でした。今では自民党のハト派はほとんど息を潜めてしまい見る影もありませんが、当時は宮澤喜一の後継者として重きをなし総裁まで務めました。腹黒い政治家が多い自民党にあって、河野は平和と人権の理想を追い求める良心だったと言っても良いでしょう。

 ただ麻生太郎に自らの派閥を譲って麻生に政治的な力を与えたことが今の高市政権に繋がったと考えると、僕は「河野談話」よりも、そちらの方が河野の政治上の失策ではないかと思っています。池田派からの流れをくむ自民党左派を結果的に壊滅させた一因は河野にあります。リベラルな政治家が政局に弱い典型的な例でした。

 ガッツ石松は「ガッツポーズ」の始祖であり、ボクサーがタレントとして成功した先駆者のひとりです。ガッツの活動の幅は広く、俳優として多くのドラマ、映画に出演していますし、バラエティでも大活躍しました。特に『北の国から』では脚本の倉本聰が「棒読みに近いセリフが次第に味に変わってきた」と評したように、独特の存在感がありました。バラエティではクイズ番組での珍回答や「OK牧場」のギャグなど、後の「ポンコツキャラ」タレントの祖として活躍しました。

 中村玉緒は若い頃はお姫様女優として活躍していましたが、それは僕が生まれる前の話で直接は知りません。僕が物心ついてからはテレビの時代劇にたくさん出演していました。印象に残っているのは、やはり1990年代の明石家さんまと共演したバラエティでの「天然ボケ」キャラからで、さんまと玉緒の良いところがお互いに引きだされていました。そういう意味ではガッツ石松とも共通するものが玉緒にもあって、両者とも新しい笑いのスタイルを作った(本人が意図していたかはともかく)と思います。

 昭和から平成にかけて活躍した人たちが次々と亡くなっていきます。馴染み深い人が亡くなるのは寂しいものです。ご冥福をお祈りいたします。



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