幹事クリタのコーカイ日誌2026

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6月11日 ● 天皇陛下ぎりぎりの発言。

 今日天皇はオランダ、ベルギーへの公式訪問を前に皇居・宮殿で記者会見に臨み、昨日衆参両院の正副議長のもとで取りまとめられた皇族数の確保策の議論に触れ、「国民の皆さんの理解が得られるものとなることを望んでおります」と述べました。これを聞いた時に「本音を漏らさないように、でも感じて欲しいという言葉だな」と思いました。恐らく多くの人が天皇が何を言いたいのか理解したのではないでしょうか。

 会見で、天皇は議論の受け止めについて問われて「制度に関わる事項については私から言及することは控えたい」としながらも、皇室のあり方や活動の基本は「国民と苦楽を共にすること」というかねてからの考えを改めて示し、「皇族数の確保のあり方についての議論においても国民の皆さんの理解が得られるものとなることを望んでおります」と表明しました。国民の苦楽など我関せずで、戦争ができる国へと突き進む高市政権のことを苦々しく思っているし、「国民の理解」が得られない男系男子の養子縁組案を第一候補にして皇室典範を改悪しようとしていることに反対を述べているのです。

 調査などから見ても今や国民の総意は直系の長子相続による愛子天皇実現であり、傍系の男系男子による皇位継承にこだわりを持っているのは一部のネトウヨだけです。右翼の代表である一水会さえ女性・女系天皇に理解を示しています。天皇制は国民が天皇制を支持しないと成り立ちません。そのために天皇家はこれまで「国民と苦楽を共に」してきました。先の大戦の反省を繰り返し、反戦と平和国家を希求し、アジア諸国との友好を望んでいます。そんな天皇家が目障りなのか、高市はこれまでも天皇に対して不敬な振る舞いをしてきましたが、いよいよ天皇家の直系を廃し、一般国民を天皇にするような皇位簒奪案を提出しようとしています。これでは「国民の皆さんの理解」が得られるとは到底思えません。

 そもそも天皇が自らそんな発言をしなければならない情勢を作りだしていることが問題です。これまで少しでも政治的と捉えられるような発言は控えてきたのに、ここまで踏み込んだことを発言せざるを得なかった心中はいかばかりか。自分の家の跡継ぎを、国民の苦しみなど気にせずに嘘ばかりついている問題だらけの政治家が勝手に決めようとしていることに、恐らく内心では相当にお怒りなんでしょう。宮内庁関係者からも今の政権の動きに歯止めをかけるような発言が出てきていますが、それも天皇の意向が働いているのだろうと思います。国民が支持できない天皇即位は、天皇制の終わりです。



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