幹事クリタのコーカイ日誌2026

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4月10日 ● 補聴器は長期戦。

 90歳の母の補聴器購入を始めましたが、かなりの長期戦になる覚悟が必要なようです。まず3月末に最初に店に行って相談したら、店で補聴器についての説明と聴力検査はしましたが、耳鼻科に行って診察と耳掃除をしてきてくれと言われました。店では医療行為ができないのはもちろんですし、耳掃除も自分でするのではなくきちんと耳鼻科でして欲しいということだったので、翌週に耳鼻科に行き診察、耳掃除と聴力検査もしてもらいました。

 そこから1週間経った今日、改めて店に行って聴力検査の結果を店に渡しました。それを元に今度は体験用の補聴器を無料でレンタルしてくれました。なんと両耳で120万円を超える超高級品です。購入予算は30万円なので完全に予算オーバーしているのですが、まずは初めてなのでそれを1週間使って慣れながら、使い心地、聴こえ具合などを日常生活の中でモニターしてフィードバックして欲しいということです。それとともにオーダーメイドの補聴器作りのために今日は耳型を取りました。補聴器には耳掛け式と耳穴式があり、耳穴式は耳型を取ってオーダーメイドで作る方がぴったりと耳に収まるので良いことはもちろんです。

 補聴器と言うのは単に大きく音が聞こえれば良いと言うものではありません。人間の脳は雑多の音を聞きながら、それを必要な音と不要な音に切り分けて、必要な音をピックアップするようにできています。しかし耳が遠くなるとそういう脳の働きが衰えてしまうので、いきなり補聴器で音が聞こえるようになっても全ての音が等しく入ってくるので、ただただうるさいだけになってしまいます。そこで音量を下げると、今度は必要な音も聞き取れないので、結局補聴器は高い割には使えないと思っている年配者が多いのです。

 実際には補聴器を使いながら少しずつ音の切り分けができるように脳を慣らす必要があります。それは数か月かかることなので、我慢強く使いながら脳を鍛えることと補聴器の調整をこまめにしていきます。そうやって初めて補聴器が使えるようになるのです。母もレンタルした補聴器は全ての音が一緒に入ってきてしまってうるさいと言っていました。車の中でも僕の声は辛うじて判別できたようですが、音楽はエンジン音やロードノイズにかき消されてしまうようで、車が止まると音楽が聞こえるようです。テレビを見ていてもニュースはアナウンサーの話が聞き取れるのに、バラエティは人の声が聞こえるけど何を喋っているのかわからないということでした。

 と言うことで、しばらくは補聴器がきちんと使えるようになるまで母に付き合っていかなければなりません。耳が遠くなってきたと思ったら、脳の機能が衰える前に早めに補聴器を使い始めた方が良いようです。難聴は認知症の引き金にもなるということですし、高齢の親がいる人、もしくは配偶者が高齢になってきた人は気をつけましょう。



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