幹事クリタのコーカイ日誌2026 |
| 3月20日 ● これが高市外交か。 高市とトランプの会談を高く評価する意見を見ていると、とにかくこれくらいで収まったのだから良かった良かった、という風に聞こえます。それだけ厳しい会談になるとわかっていたし、しかも高市が何かまた不規則発言をしてトランプに言質を与えるのではないかと、ほとんどの人が心配していたのですから、結果として自衛隊をホルムズ海峡に派遣しなくても済みそうだし、トランプを怒らせることもなかったし、結果オーライじゃないの、ということなのでしょう。最低限のことはやってきたよねと。最初の期待値が異様に低いからこその高評価のようです。高市というより裏で苦労して根回しをした外務官僚の力ではないのかと思いますが、とりあえず「参戦」という最悪の結果は免れました。 気になったのは「世界の平和と繁栄を守るのはドナルドしかいない」発言で、さすがにこれはいかがなものかと思います。いくらご機嫌を取りたかったとは言え、イランで小学生を含む民間人を多数殺害している国際法違反の戦争を仕掛けた狂人に、ここまで媚びへつらう必要があったのか。しかも会った途端に握手もそこそこに自ら飛び込んでハグです。まるで場末のホステスの仕草です。また真珠湾攻撃をジョークに使われたことにヘラヘラとしていただけなのも最悪でした。この一部始終を世界中に報道されたことで、日本がどれほどアメリカの属国になって靴を舐めているのかを知らしめてしまいました。国辱ものの発言です。保守を名乗るのなら、これほどの辱めを屈辱と思わないはずはありません。 そこまでしないとトランプとは交渉ができないのだ、というなら、まさにこれが高市外交の限界なのでしょう。「女」を前面に押し出し、媚びを売って老人のご機嫌取りをすることが「外交」だというのなら、銀座の一流のホステスを交渉に行かせた方がトランプが喜びそうです。なによりトランプを喜ばせただけで、イランを非難して本当に今後大丈夫なのかという視点が欠けています。日本以外の国がアメリカと距離を取っているのに、日本だけが擦り寄っていては「トランプ後」の日本外交がどれだけ苦労することになるのか。 高市は今回の会談を「大成功」だとマスコミを使って喧伝することでしょう。そして支持率を上げて本当にやりたい極右的な政策を次々と強引に国会で成立させていくだろうと思います。でも本当に会談が成功だったかどうかは、今後きちんと結果を見て検証しなければわかりません。なぜならまだ日本のタンカーはホルムズ海峡を通れていないし、ガソリン代は下がってもいないのですから。「大成功」は言ってるだけで大本営発表の可能性もあるのです。物価がちゃんと下がってはじめて「成功」でしょう。 |