幹事クリタのコーカイ日誌2023 |
12月14日 ● 65歳過ぎても働くか。 いま62歳で再雇用3年目を過ごしています。それもあと2年3ヵ月ほどで65歳になり再雇用期間も終わります。僕の中では60歳を過ぎたらいつでも会社はやめてやると思っていました。自分がいつまで健康かわからないし、母や妻が健康を害してしまうかも知れません。その時はサラリーマンは続けられない可能性が高いからです。幸いコロナで在宅勤務になったので、毎日出社していた頃よりははるかに自由度が高くなりましたから、これなら何とか65歳まで働くこともできそうだなと今は思っているところです。 僕の周りも同じように60代前半から中盤で、65歳以降どうするのかと周りを見ていたのですが、すでに65歳を過ぎたちょっと上の先輩たちは意外やみんな働いています。やっぱり我々世代の男性はどこかに所属して働くのが好きなのかぁと改めて思いました。そしてまだ65歳に達していない先輩同僚後輩たちの意見を聞くと、多くはやはり働くつもりでいるみたいで驚いてしまいました。 僕が会社に入った頃はまだ定年は55歳で、当時は誰もが定年になったら悠々自適のシルバーライフを楽しむものだと思っていました。途中で60歳定年になった時には「5年も延びた」とショックだったのですが、それを受け入れられる年頃になったら、今度は年金の受給年齢が延びて65歳まで働くのが普通になってしまいました。未だにそれを完全には受け入れていないのが現時点の状況なのに、なんと世の中の人はもう70歳まで働くことを素直に受け入れてしまっているようです。 しかしいくら平均寿命が80代後半まで延びたからと言っても、健康寿命はせいぜい75〜80歳くらいまで。今でももう海外旅行なんて気分的にも体力的にもしんどいなと思うのに、70代になったら行動半径はかなり狭くなることでしょう。テニスだってさすがに80代までは続けられないかなと予想しています。楽しみをきちんと楽しめる年齢がいくつまでかと考えると、多分残り10年余りしかないのにいつまでも働いている場合ではないのです。 過去に何回も書いていますが、僕が20代の時に教えてもらった先輩からのありがたい教え。シルバーライフを充実して過ごすには「健康・お金・趣味・仲間」が必要で、それらは全て60歳になってから用意しようとしても手遅れで、少なくとも40歳から20年くらいかけて築いていくものだという言葉を、しっかり胸に刻んで30代から30年間準備してきました。それでも残念なことにこの30年間で日本自体が貧乏になってしまい、老後プランが狂ってきているのですが、とにかく65歳までにすっぱり働くのをやめて趣味を存分に楽しみたいという気持ちに変わりはありません。 |