幹事クリタのコーカイ日誌2023 |
12月11日 ● 大谷のドジャース入り。 長い間ずっと注目されていた大谷翔平の来季の所属球団がドジャースだと発表されました。大本命だったので意外性はありませんでしたが、エンゼルス残留も含めて、ブールジェイズとかジャイアンツとかいろいろな球団の名前が挙がって情報が錯綜していただけに、ようやく騒ぎが落ち着いて良かったです。こんなことで騒ぎ続けるのは本来の野球の楽しみとは別のところにあるので、いつまでもやっていて良いとは思えません。大谷サイドももう少し早く発表できなかったのかと感じます。 ドジャースという選択肢が本命視されていたのは、そもそもそれがどう考えても最適解だからです。大谷が望むポストシーズンでの「ひりひりした」勝負ができる強豪で、エンゼルスと同じ慣れ親しんだロサンゼルスを本拠としていて、右肘の手術をした医師がチームドクターでいる、それだけでもう選択するには十分な理由でしょう。大谷にとってはお金は二の次なのでしょうが、ドジャースに決めるに相応しい金額の提示ができることも大事です。またかつてはDHがなかったから選択しづらかったドジャースのナ・リーグも今はDH制になり制約がなくなりました。そして野茂をはじめ過去に日本人選手が多く在籍した日本人にも馴染み深い球団です。 ドジャースのエースはサイヤング賞を3度も受賞しているカーショーで、打線の中心にはベッツとフリーマンというMVPを受賞している強打者がいます。1番ベッツ、2番大谷、3番フリーマンの3人を合わせると今季112本塁打を放っています。もう大谷が四球攻めに遭うこともなくなりそうです。なにより毎年プレーオフに進出しているドジャースは大谷がいなくても強いですから、エンゼルスのように無理して大谷を出場させる必要もありません。きちんと休みが取れるチームであることは大谷の選手寿命を間違いなく伸ばすでしょう。 心配があるとすれば、年俸を含めて期待値が大きくなり過ぎているので、大谷がそれにプレッシャーを感じて調子を崩すことくらいですが、大谷ならその大きな期待を乗り越え上回ってくれるのではないかと思います。とは言え、来季はDH専門でリハビリ過程でのシーズンとなりますから、無理はしないで欲しいです。やり過ぎることが一番の大谷の欠点ですから。 |