幹事クリタのコーカイ日誌2023

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12月9日 ● 面をもっと開く。

 今日の山本麻友美プロのレッスン会では相変わらずフォアボレーを教わりました。もうこれだけずっとレッスンを受けているので、やるべきことは頭では理解できているのですが、それを体で表現できるまでに時間がかかっているという感じです。なにせ注意点がいくつもあって、あれを意識すればこれを忘れる、これをやろうとすると、あれが元に戻る、という感じで、いくつも同時に意識できないですから、ひとつずつ癖付けしていくしかありません。

 現状ではスプリットステップを踏んですぐに軸足をセット、同時に体の前でラケットを構える、ラケットを振らないで足で踏み込んでボレーする、というくらいのことはかなりできるようになってきました。できていないのは、ラケットの面を開いたままスライスでボレーをすることで、どうしてもフラットに当ててしまうので、ラケットを後ろから前へ振る動きが残っているということでした。

 自分の感覚ではラケットの面はオープンにしているつもりだったのですが、山本プロにはもっと思い切って面を上に向けた方が良いということでした。それで手首を緩めず角度を変えないでそのまま上から下への動きを入れることで、しっかりボレーを浮かさずに抑え込めるということです。実際に打ってみると確かにきちんと当てられれば、良い感触で滑るボレーが打てます。今までの僕のボレーはこんなに滑る感じではなかったなと改めて思いました。

 ボールを体の前で捉えることはかなりできるようになったのですが、踏み込んだ時にラケットの根元に当たってミスヒットすることが多くなりました。山本プロによると、踏み込む時にはその分もっと打点は前だという意識を持たないといけないと言われました。体が前進しているのに打点は同じままでは食い込まれて根元に当たるのも道理です。ボレーで踏み込める時は打点をしっかり前で取るように意識を変えていくことが必要でした。

 還暦を過ぎてから体で覚えることの習得速度が遅くなっている自覚はあります。10代の頃ならもっとすぐに言われたことができるようになりました。ただ加齢のせいで遅くても、やり続けていれば少しずつできるようにはなっていきます。それはテニスに限らずサックスやピアノでも同じです。続けている限りはバックはしないので、「継続は力なり」をモットーにコツコツ積み重ねていきます。



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