幹事クリタのコーカイ日誌2023 |
11月9日 ● 呼び捨てにされなくなった。 佐藤浩市がテレビ番組の中で「あるときから浩市って呼ばれなくなる」と松岡茉優に話をしていました。佐藤浩市は僕と同い年のベテラン俳優で、還暦を過ぎ大御所感が出てきていますから芸能界でのポジションからしても当然でしょう。呼び捨てにするのは石橋蓮司と酔った時の松潤だけらしいです。僕は佐藤を1983年のドラマ『青が散る』の頃から見ています。この作品では佐藤はテニス部を創設する大学生役で、同学年ということもあり親近感をもってずっと見てきただけに「呼び捨て」についても共感するところがありました。 僕も会社生活は40年になります。先輩はほとんど退社して残り少なく、同期も随分と減りました。仕事の上では周りはほぼ後輩ばかりです。当然呼び捨てされることもありません。テニスにおいても年上のテニス仲間はごく限られています。伝統のあるテニスクラブなどには年配の愛好家がたくさんいるところもありますが、僕が関わっているのは中年が大半ですし、昔からテニスを一緒にしていた先輩たちももうコートからはいなくなってしまいました。 いま呼び捨てにしてくるのは親戚を除けば学生時代の友人だけです。僕もまた極力同級生には呼び捨てか当時の渾名か「くん」付けにしています。同級生の中には社会的に偉くなった人もいますが、だからこそ忖度せずに呼び捨てにした方が良いのではないかと思っています。AKB48に「呼び捨てファンタジー」という曲があったのを唐突に思い出しました。佐藤浩市同様に秋元康も呼び捨てになんかされないんでしょう。 |