幹事クリタのコーカイ日誌2023

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10月13日 ● データのバックアップ癖。

 パソコンをはじめて買ったのは1991年のことでした。当時日本の標準機的な存在だったNECのPC-9801DA。もちろんWindowsではなくMS-DOSで動かしています。一番の目的は流行しはじめたパソコン通信をしたかったからで、本体やらモニタやらHDDやらプリンタやらモデムやら一式揃えて総額で60万円ほど払いました。先日買ったセルマーの中古サックスよりも高かったのですから、こんな高価なオモチャをよく思い切って買ったものです。まだ30歳でしたからイケイケでした。

 それから30年以上。パソコンの世界は日進月歩で変わっていきましたが、未だに自分の中で変わらないのは「データが消える」ことへの恐怖。デジタルデータは一瞬でなくなるということを繰り返し経験してきたので、データのバックアップをとることは欠かせません。実際には消えても痛くも痒くもないHDDのゴミのようなデータの方が多いのですが、とりあえずバックアップを取らなきゃと呪文のように唱えています。

 仕事のデータは会社のPCを使うのでそもそもバックアップを取るような仕組みにしているので大丈夫なのですが、自分のPCのデータはもちろん自分で管理しなければなりません。データの一部はクラウドに自動バックアップもされているのですが、クラウドをあまり信用していないので、こつこつと外付けのHDDに手動でもバックアップを取っています。ところが最近長年使っているこの外付けHDDの挙動が怪しくなってきました。アクセスできないことがあるのです。故障の前触れのような気がします。

 で、実はポータブルのHDDも持っていて、こちらにもバックアップは取っているのですが、日頃は箱の中に閉まってあるので、しばらくサボっていました。と言うことで、急遽また取り出してきてバックアップを取ります。本当はもう要らないデータを整理しながら必要なデータだけ残そうと思っていたのですが、その作業が面倒でついついサボっていたので、今回は何も考えずに一気にデータをコピーしてしまいました。昔と違って記憶装置も格安になったので容量とか気にしません。

 まとめてバックアップを取ることができたので、ザワザワしていた心が落ち着きました。消えて困るようなデータなんて本当に少ないんですけど、それでもバックアップを取らないと落ち着かないのは、古いPCユーザーの性なのでしょう。そもそも若い世代はパソコン自体使わないそうですし、データのバックアップなんてあまり意識していないんでしょうね。そう考えると要らない紙袋とかを大量に取っておくお母さんみたいな気分になりました。



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