幹事クリタのコーカイ日誌2023

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9月3日 ● 半沢直樹になる乃木憂助。

 『VIVANT』の展開が早いです。今日の第8話では乃木とベキが出会ったところから、DNA鑑定で真の親子と証明されて、さらに乃木がテントの一員に迎えられてテントの活動内容から収支まで全てを知るという、一体この間にどれだけ日数が経ったのかというくらい話がどんどん進行しました。ほとんどがテントの話で、日本にいる野崎や薫たちは箸休めのように出てきただけで、敢えて伏せているのかというくらい彼らがこの期間に何をしているのかわかりませんでした。

 そしてこれまで気弱なサラリーマン転じて超優秀なエージェントだった乃木が、半沢直樹に転生したかのような緻密な計算機になっていました。帳簿を調べて推測している様子は完全に銀行員の半沢直樹そのものでした。一種のファンサービスもあったのかも知れませんが、伏線を散りばめているだけではなく、セルフパロディも織り交ぜてくるのが『VIVANT』の面白いところです。ちなみに二重人格の「F」はどうなったのでしょう?まさか父親ベキとの対面で統合されたということではないでしょうし。

 残り話数も少なくなってきていますが、これで全ての伏線が回収できるのか、もしくは伏線だと思われていたことは伏線でも何でもなかったことなのか、ネットの考察がどこまで当たっているのか答え合わせが楽しみになってきています。一番知りたいのは薫とジャミーンの正体です。第1話のラストでベキとノコルがジャミーンの話をしていた以上、テントと何らかの関係があることは間違いないのですが、ここまで進んでも一向にヒントもありません。

 来週第9話の直前に生放送150分の特番を放送するということで、TBSの力の入り具合も異例中の異例です。金と時間をかけた本格ドラマがきちんとヒットすることは、これからの日本のドラマに良い影響を与えると思うので、このままフィニッシュまで尻下がりにならずに駆け抜けてくれることを期待しています。



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