幹事クリタのコーカイ日誌2023 |
9月2日 ● パリ五輪出場は決めたけど。 順位決定リーグO組の最終戦で、世界ランキング36位の日本は、64位のカーボベルデ相手に80-71で辛うじて逃げ切りました。一時は20点差をつけながら4Qに追い上げられてどうなることかとやきもきしましたが、最後はホーキンソンの活躍で突き放し、アジア最上位が確定、来年のパリ五輪出場が決まりました。自力での出場はなんと1976年モントリオール五輪以来、48年ぶりの快挙です。モントリオールと言えば何といってもコマネチ!高校生だった当時は夢中で見ていたのを覚えています。 それにしてもランキング上位の相手でも下位の相手でも接戦になるのは、強いのか弱いのかよくわからないチームです。3Pに頼る戦術なので、ある程度ギャンブルになるのは仕方ないとは言え、同じ相手に対して時間帯でこれほど差が出るものなのかと不思議です。5試合を通じてずっと安定して活躍したのは「神」「日本にいてくれて良かった」と称えられているホーキンソンだけです。後は渡邊にしろ河村にしろ富永にしろ比江島にしろ、調子の上下があり過ぎて当てになりませんでした。 パリ五輪出場を決めたのは良いですが、この調子では強豪揃いの五輪で戦っていけるのか不安です。東京五輪でも銀メダルの女子と違って男子は3連敗で終わりました。いくら「参加することに意義がある」と言っても、あまりに弱くては今大会の盛り上がりに水を差すというもの。いまスラムダンク人気もあってバスケットボールにかなり注目が集まっていますが、一過性のブームで終わらせてしまってはもったいないですから、活躍を続けていくことが肝心です。 やはり一番の切り札は八村塁でしょう。今大会はNBA優先ということで出場しなかった八村ですが、五輪となれば話は別でしょう。東京にも八村は出場していますから、パリにもぜひ出て欲しいところです。八村がいれば今日の試合で40分間出続けたホーキンソンや渡邊の負担も減るし、河村も富永ももっと活きるはずです。名将ホーバスHCも八村を含んでの新しい戦術を組み立てて日本をメダルに近づけてくれるのではないかと期待できます。 あと今回のW杯中継で注目を集めたがの広瀬すずの「ガチ」ぶり。元バスケ部の僕から見ても、よく勉強しているなと感心しました。昨年のサッカーW杯では、日向坂46の影山優佳がマニアックなサッカーオタクぶりを発揮して一気に知名度を上げましたが、もともとトップ女優の広瀬はさらに今後スポーツ中継やバラエティなどでオファーが増えることでしょう。ファンの目は肥えていますから、タレントを起用するなら、これくらい本気じゃないと今後は合格点は貰えないと思います。 |