幹事クリタのコーカイ日誌2023

[ 前日翌日最新今月 ]

8月22日 ● 慶応贔屓のマスコミ。

 夏の甲子園も残すところ決勝戦のみ。連覇を目指す仙台育英と103年ぶりの決勝進出となった古豪慶応の対戦となりました。どちらも大会前から優勝候補として取り上げられてきましたし、良い決勝戦のカードとなったと思います。ただ気になるのはマスコミがやたらと慶応贔屓で、まるで慶応応援放送のような取り上げ方のワイドショーまであることです。

 慶応は古豪ですし、今大会で話題になった「非丸刈り」で、なおかつ根性論ではない短い練習時間や科学的な取り組みもあり、さらには清原ジュニアもいるなど、マスコミが取り上げたくなるようなネタの多いチームであることは確かです。とは言え、昨年ついに白河の関を越えて東北地方に優勝旗を持って帰った仙台育英も連覇がかかっていて十分注目に値するチームなのに、慶応ばかりを取り上げるのはいかがなものか思います。

 そもそも在京キー局は全国放送なのに関東ローカル意識が全面に出ることがしばしばあって、特に災害報道では他地域と関東の扱いの差が激しいですが、今回の慶応贔屓は関東ローカルというよりは、マスコミに多い慶応閥のせいかもと感じます。一番贔屓されてきたのは早稲田ですが、昭和の頃ならいざ知らず、最近のマスコミは慶応出身者も多いので、そういう人たちがはしゃいでいるのかなと思ってしまいます。

 関東のマスコミが慶応を持ち上げるほどに、地方の高校野球ファンは「アンチ慶応」になりそうで逆効果ではないかと思います。金持ちのお坊ちゃん学校というだけでも地方の反感を買いやすいのですから、もう少し両校を平等に扱うことを望みたいです。



gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」