幹事クリタのコーカイ日誌2023

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7月5日 ● トラウトの離脱と大谷。

 大谷が所属するエンゼルスですが、チームの支柱であるトラウトが故障で離脱しました。復帰には2ヵ月近くはかかるのではないかということで、プレーオフ進出をギリギリのところで争っているエンゼルスとしては相当に厳しい状況になりました。大谷と並ぶ中心打者であるだけではなく、チーム生え抜きのスーパースターで精神的支えでもあるトラウトの離脱は、このまま例年通りのエンゼルスに落ちていく可能性を大きくしています。

 大谷自身もトラウトがいない打線は投打ともに個人成績にも大きく影響します。トラウトがいないと大谷ひとりがマークされて勝負してもらえなくなるのは過去によくあったことです。そして投手大谷としても打線の援護がこれまで以上に期待できなくなるわけで、ここまで順調に数字を積み上げてきましたが、この先は黄信号となりそうです。

 そしてトラウトが欠けてチームがプレーオフ進出の可能性が断たれてしまうと、大谷のトレード問題が現実味を帯びてきます。今シーズン限りでFAで移籍する可能性が高い大谷をシーズン末までチームに置いておく意味がありません。トレードすることで、来季への戦力補強をするのがエンゼルスとしては現実的な選択肢となることでしょう。

 もちろんシーズン終盤のタイトル争いをしている中でのトレードとなると、大谷に大きな影響を与えることは間違いありません。これまでのように大谷最優先で起用してもらえるかどうかもわかりません。今のペースなら三冠王はさすがに厳しいとしても、本塁打王はかなり確率が高いですが、それすらも怪しくなってきます。トラウトの長期離脱によって、今季の大谷の記録的なシーズンが途中で断ち切られる可能性すら出てきました。

 エンゼルスはトラウトと大谷というスーパースターが揃っていても、ずっとこの成績ですから、そろそろ大谷が見切りをつけて他のチームに移籍し、新しいステージで活躍するには良い時期だとは思います。前向きに考えればトレードでプレーオフを戦えるチームに移ることができるのも必ずしもマイナスとは言えません。いつまでも「なおエ」と言っているのもファンとしても楽しくないですし。



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