幹事クリタのコーカイ日誌2023

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6月28日 ● 異次元とは大谷のこと。

 岸田首相が好きな「異次元」ですが、全然異次元でも何でもないのに言葉だけがインフレしていてなんだかなぁと思っています。それに比べて大谷翔平の活躍ぶりはまさに「異次元」のレベル。メジャーリーグで投打を同時にこなして一流の数字を残しているだけでもとんでもないのに、今日なんて投げては7回途中10奪三振1失点の好投で7勝目、打っては3打数3安打2本塁打2打点。投手大谷を打者大谷が援護してチームを勝利に導くなんて、マンガの世界でも白けてしまいそうです 。

 今季の大谷は登板した試合によく打っています。数字で見ると16試合で打率.407、5本塁打、12打点。普通に考えれば投手をしている時は疲れないように打席では無理しない方が良いのではないかと思ってしまいますが、大谷の場合は投げている時の方が打つ方も良くなるのですから、どうも通常の感覚で考えてはダメなようです。もし将来、投手をやめて打者に専念することになったら指名打者よりも守備についた方がリズムが良くなって打てるのかも知れません。

 大谷は一昨年46本塁打を打ってタイトル争いをしながら、一年間ローテーションを守って9勝を上げMVPを獲得しました。この1年限りのことでも凄いと思ったのに、昨年はMLB史上初の投打ダブルでの規定打席&投球回達成。さらにベーブルース以来の「2桁本塁打&2桁勝利」を34本塁打&15勝と、どちらも高いレベルで達成しました。

 さすがにこの2年間の活躍が二刀流としてはピークかもと思っていたら、今シーズンはさらに上をいっています。次の驚きは投打どちらでも同じ年に個人タイトルを獲得することでしょう。大谷が二刀流をやっている限りタイトルは無理なんて話もプロ入り当初はありましたが、今や誰もそんなことは言いません。現時点で打者としては三冠王も視野に入るほどの数字ですが、投手としては勝利数も防御率もリーグトップではありません。両方同時にタイトルを獲得したらまさに大谷は「異次元」です。



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