幹事クリタのコーカイ日誌2023

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6月29日 ● 猿之助の逮捕と配信中止。

 市川猿之助が母親の自殺を手助けしたとして自殺幇助容疑で27日に逮捕されました。猿之助はもう芸能活動には戻れないのではないかと言われていて、澤瀉屋はどうなるのかという話も話題になっていますが、それとともに猿之助が出演していた作品が上映延期とか配信中止になっていて、予想されていたことではありますが、改めてそれはどうなんだと思っています。

 具体的にはNHKが大河ドラマ「風林火山」、「龍馬伝」、「鎌倉殿の13人」を7月1日をもってオンデマンドでの配信を中止するそうです。ゲスト出演していたドラマ「岸辺露伴は動かない」や「ドラマスペシャル 白洲次郎」も合わせて配信中止だとか。また劇場版「緊急取調室 THE FINAL」 も上映を延期して再撮影に入るとか。すでにクランクアップしている映画の再撮影は他の出演者のスケジュール調整も大変なことでしょう。

 しかし、猿之助が逮捕されたからと言って、過去の作品に罪はありません。見る人も、猿之助以外の出た人も、作った人も罪を犯したわけではないのに、どうしてみんなが我慢しなくてはならないのか、さっぱり理解できません。犯罪者が出ている作品なんか見たくないという人はいるでしょうが、だったら見なければいいだけです。エンタメなんですから誰も強制的に見せているわけではありません。なぜ見たくない人に見たい人が合わせなければならないのでしょう? 罰せられるのは罪を犯した人だけで十分です。高校野球と同じ感覚で連帯責任だとかいうのはおかしいです。高校野球だっておかしいのに。

 同じことは広末涼子の不倫騒動でも思います。不倫は犯罪ですらないのに、どうしてここまで叩かれて、なおかつ出演作品もなかったことにされてしまうのか。不倫してようがいまいが広末涼子が魅力的な俳優であることには変わりありませんし、これまでの作品の評価も変わりません。本人の人格と作品は別問題です。パブリックイメージが大切なCMの降板は仕方ないですが、過去の映画やドラマについては、不祥事は不問で良いんじゃないかと思います。



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