幹事クリタのコーカイ日誌2023

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6月19日 ● 錦織が復活優勝。

 1年8か月ぶりにツアーに錦織圭が復帰しました。何回も復帰を延ばしてきていて、本当に復活できるのかと危ぶまれていましたが、プエルトリコでのチャレンジャー大会に出場し5試合を勝ち抜いて優勝しました。チャレンジャーなので元世界4位からしたら格下ですが、さすがに長いブランクがあって疲労が半端ではなかったようです。それでも優勝して、そして最後まで体がもったことが何よりだと思います。

 同じように故障で長くツアーを離れていたアンディ・マレーからも祝福のメッセージがあったそうですが、30代になれば過酷なツアーを無事に回るのは大変なことです。もともと故障が多かった錦織だけに、今後も故障の不安はつきまとうことでしょうが、できたらグランドスラムでその姿を見たいと思います。得意としている9月の全米に出場できたら最高ですが、果たしてそこまで仕上がってくるでしょうか。

 錦織がツアーを長く離れている間に、男子テニスの顔触れも大きく変わってきました。フェデラーは引退し、ナダルも来年での引退を表明して全仏にも出ませんでした。未だに最強がジョコビッチなのは恐るべきことですが、ジョコビッチ以外は20代前半から半ばの選手たちがツアーの主役です。アルカラス、メドベージェフ、ルード、ルーネ、チチパス、ルブレフ、シナー、フリッツ、ティアフォー、ハチャノフ、オジェアリアシム。錦織と対戦したことがない若い選手たちもランキング上位に入ってきています。

 今や大会でシードがついているのはこうした錦織より10歳前後も若い選手たち。彼らに勝たないとトーナメントを勝ち上がれない状況ですが、錦織はこれまでも逆境をはねのけて素晴らしい活躍を見せてきてくれました。まだまだやれるところを見たいです。



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