幹事クリタのコーカイ日誌2023 |
6月17日 ● 一度に言われてもできないから。 サービスの改良を始めてもう数年が経ちます。時間をかけて少しずつ直しながら少しずつ良くなってきていて、最近ようやくスピード、回転、コントロールのバランスがまとまりつつあります。もっと若い頃に取り組んでいればとも思いますが、体力筋力柔軟性が衰えてきたからこそ、それを補うために技術改良を進めているわけで、もちろんまだまだ完成ではないのですが、サービスキープの確率は着実に上がってきています。 同じくこの2年間にボレーの改良も取り組んでいますが、こちらもなかなか歩みが遅くて我ながら時間がかかるなと感じています。サービスは自分だけで完結する「クローズドスキル」ですから、改良もやりやすいのですが、ボレーは相手から飛んでくるボールあっての「オープンスキル」なので、ケースバイケースということもあって歩みが遅くなりがちです。ただサービスほど複雑な体の使い方をしているわけではないので、コツを掴めば進歩も速まるかなとも考えています。 まずグリップを直すところから始まって、構えやステップなども少しずつ改良していますが、いま特に取り組んでいるのはラケットワーク。先日のレッスン会の時にも書いた「ラケットを後ろにひかない」ことが一番のポイントです。ラケットを振らないのではなく、セットの時に後ろに引かないというのが大事で、これが自分の一番の悪癖だと思うので、今はそこに集中しています。 これまで2年間でグリップ、構え、ステップは意識しなくても良くなってきたからこそ、今ラケットワークに取り組めるわけで、同時にいくつものことを意識して直そうとしてもなかなかできません。これはサービスの改良の時にも同じように課題にひとつずつ向き合い、自然にできるところまで身についたら次の課題に取り組んできたのと同じ手法です。 一度にいくつも指摘されても、すぐにできてしまう天才型の人もいるのかも知れませんが、大概の凡人はやはりひとつずつ着実に身につける根気強さこそが大切だなと凡人代表として痛感しています。幸いコツコツと続けることは苦手ではないので、まだまだ腰を据えて改良に取り組んでいきます。 |