幹事クリタのコーカイ日誌2023

[ 前日翌日最新今月 ]

6月13日 ● デメリットしかないコート改装工事。

 僕のサークルがメインコートとして利用している名古屋市営の東山公園テニスセンターが来年春から全面的に利用中止にして改装工事をするらしいです。アジア大会を名古屋で開催するにあたって、テニスの会場として予定しているのですが、今の砂入り人工芝コートをハードコートに変え、さらに設備も一新していく予定だということです。そのために1年以上も閉鎖するらしく、それは本当に困るしサービス低下の上に税金の無駄遣いではないかと憤っています。

 そもそも今の状態でも大会が開けないようなオンボロではなく十分メンテナンスされた立派な施設です。ハードコートにするのは伊達公子に言われたからみたいですが、現在の利用者はほとんどが反対しているはずです。伊達の言い分は世界で戦えるジュニアを育てるためにはハードコートが必要だということですが、だったら全仏で優勝した砂入り人工芝世代の加藤未唯や小田凱人はどうなんだ、と思います。また砂入り人工芝コートがない時代に育った昔の選手たちが世界で通用するほど強かったわけではないことをどう説明するのかと。

 だいたい市の施設なのですから、トップジュニアのためにあるわけではなく、一般市民の健康増進やレクレーションのためにあるはず。優先すべき一般市民が反対しているハードコート化を行うのはサービス低下を招き、税金の無駄遣いでしかありません。砂入り人工芝に比べてハードコートは少しでも雨が降ると滑って使えなくなる上に、ボールのバウンドも速く高くなります。それゆえに競技者向けなのですが、だからこそ一般愛好家には好まれない難しいコートです。特に年配の利用者にとっては足首や膝、腰などへの負担も大きくなり怪我のリスクが高くなります。

 しかも1年以上も閉場することでテニス難民が大発生します。地域でもっとも便利でもっとも面数が多いテニス場を閉鎖すれば、周囲のコートに利用者が溢れて、たださえ取りにくい公営コートの奪い合いが激化するのは目に見えています。利用者に不便を強いる上に、多額の税金を使い、なおかつデメリットしかない最悪の施策なのに、特に議論もされないままに名古屋市は工事を強行しそうです。誰が悪いのでしょうか?河村たかし?伊達公子?それとも無関心な名古屋市民?アジア大会をやるのは良いけど、本来必要のない無駄な改悪工事は即刻中止して欲しいです。



gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」