幹事クリタのコーカイ日誌2023 |
6月2日 ● 線状降水帯と東海豪雨。 今日の東海地方は線状降水帯に覆われて1日ずっと強い雨が続きました。我が家の近くの天白川は洪水警報が出ていて、川の近くには行かないようにということなのに、娘が美容院の予約があって橋を渡らなければならなかったので少々心配でした。幸い車で送迎したので何事もなく良かったですが、思い出すのは2000年9月11日の東海豪雨です。 この日は会社で仕事をしていたら夕方から激しい雨が降ってきていて、一度退社しようとしたものの、あまりの雨の激しさに収まるまで待とうと1時間くらい職場で待機していたら、ますます雨が酷くなり会社の前の道路が冠水。辛うじて大渋滞の中をタクシーと地下鉄を乗り継いで何とか家にたどり着いたものの、我が家の最寄駅で地下鉄はストップ。次の駅が水没していたことを後で知りました。 新川が100メートルにわたって破堤したのを始め、各地で氾濫があり、天白川が溢れたことで野並地区が浸水して大きな被害が出ました。この地域では伊勢湾台風に次ぐ水害として強く記憶に残っています。あの東海豪雨からもう23年近くも経ったということも驚きですが、未だに激しい雨が降ると東海豪雨の恐ろしさを思い出します。 今のところ名古屋は雨の割に被害は軽微だったようですが、それも東海豪雨の記憶がまだ生きているからということもありそうです。「天災は忘れた頃にやってくる」という寺田寅彦の名言がありますが、忘れてしまってはいけないと改めて心に刻みました。他の地域でも大きな被害が出ないことを願うばかりです。 |