幹事クリタのコーカイ日誌2023

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5月17日 ● 夏場所優勝争いの本命。

 大相撲夏場所も4日目を終えました。ここまで全勝は横綱照ノ富士、関脇の大栄翔と若元春、平幕の明生、そして再入幕した元大関の朝乃山です。カド番大関の貴景勝と大関昇進をかける霧馬山はともに1敗となっています。なかなかここまでは面白い序盤戦になってきたなという感じです。

 まず久しぶりに土俵に戻ってきた照ノ富士。思ったよりも体調が良さそうです。しっかり休めたということなのでしょうか。いま照ノ富士に引退されてしまうと貴景勝が大関陥落したら、横綱も大関もいなくなるという異常事態になってしまうので、照ノ富士はどれだけ休んでも引退はさせてもらえません。これが3人4人と横綱がいた頃だったら、とっくに引退を勧告されていたのではないかと思います。膝の爆弾を抱えているので、果たして千秋楽まで無事に相撲を取り切れるかどうかはまだわかりませんが、怪我が悪化さえしなければ優勝争い引っ張る存在であることは間違いありません。

 大関の貴景勝は逆にいかにも力が入らないという感じの相撲が目立ちます。だましだまし相撲を取って何とか勝ち越しにつなげたいのでしょう。下位に取りこぼさないようにしないと、実力者が揃う4人の関脇に苦戦しそうですから後半が厳しくなります。同様に霧馬山も実力伯仲の関脇同士の対戦と横綱大関戦を五分以上で乗り切らないと昇進条件の二桁勝利は苦しくなります。こちらも今の事情で昇進は甘くなりそうなので、とにかく10勝を目指すしかありません。

 優勝争いは本命照ノ富士で対抗は霧馬山か大栄翔と言いたいところですが、本当の大本命は朝乃山でしょう。ようやく今場所から幕内に戻ってきましたが、実力は大関ですから、幕内下位では全勝で当然です。1番くらいは取りこぼすことはあるかも知れませんが、10日目くらいまで全勝か1敗をキープすれば三役陣と当たることは十分にあり得ます。ぜひとも終盤戦で朝乃山と上位陣の取り組みが見たいので、そこまで頑張って欲しいです。



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