幹事クリタのコーカイ日誌2023

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5月9日 ● 練習不足と言われても。

 テニス愛好家に人気のYouTubeチャンネル「スターテニスアカデミー」の中で、丸山淳一プロが佐久間Pの「試合になると振り切れない」という悩みに対して「練習不足」とズバッと斬ったのは笑いました。笑いながらも、ド正論過ぎてキツイ、とも痛切に思いました。丸山プロの言うように、しっかり練習して自信をつければ良い、というのは本当にその通りなんですが、プロアスリートやその予備軍ならともかく、普通の社会人がそこまで練習を積み重ねるのは難しいのが現実でしょう。

 週1プレーヤーという言葉がありますが、社会人で週に1回テニスできていれば平均以上にテニスを楽しんでいる方です。毎週休日にテニスに出かけるお父さんは大抵家族から白い目で見られているものです。僕のように長年、週に2回から3回テニスをしているという人間は家庭からも会社からも見限られている可能性が高いダメ人間に分類されてもおかしくありません。でもしっかり自信をつけるまで練習をしたいなら週に5回以上はテニスしないといけないので、できるものならやってみたいくらいです。

 もちろん丸山プロもそんなことはわかっていて発言していて、とりあえずまず正論というか、本来あるべき王道の解決法を提示したわけです。僕自身もその正論はわかってはいますが、それは見ないことにして、いかに限りある時間の中でテニスの上達が図れるかをいつも考えてきました。久しぶりにその「見ない」ことにしていたものを見せられてしまったので、笑いと痛さの両方とも感じてしまいました。

 しかも最近は時間だけが問題ではなく、身体的な限界も練習を積み重ねる上での壁となってきました。サーブの練習をちょっと頑張ると、腰や肩が痛くなります。単なる筋肉痛で終われば良いのですが、そのままずっと慢性的な痛みになってしまうので、無理しない程度でやめておく必要がありますし、必ず「休球日」を入れないと危ないです。サーブだけではなく、ストロークであれスマッシュであれ同じで、とても満足いくまで練習することなど体が許してくれなくなりました。努力しないで上達などあり得ないと思ってきましたが、今は最小限の努力で「そこそこ」の成果を得られるように工夫しないとダメな年齢になってきたようです。

 ちなみに「練習不足」の話はテニスに限らず、楽器演奏でも同じです。サックスやピアノの発表会を目前にしていますが、毎回のようにステージに上がると練習の時にはミスしないところでミスをするのも、緊張のせいにしていますが、本当は練習不足なのではないかと思います。そうわかっていても、なかなか自信満々でステージに上がれるほど練習を積むことは、やはり難しいです。解決策は本番を積み重ねて失敗に強くなるしかないのかも知れません。解決策になっていない気もしますが。



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