幹事クリタのコーカイ日誌2023

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4月20日 ● 痛みに耐えて頑張った代償。

 「痛みに耐えて頑張った」と言えば、貴乃花が優勝した時の小泉首相の言葉です。正確には「痛みに耐えてよく頑張った!感動した!」でした。小泉劇場と呼ばれるくらい、パワーワードを連発できる政治家でしたが、その中でもかなり有名なセリフです。実際にあの時の貴乃花はよく頑張りました。その代償は大きくほぼそのまま引退へと繋がってしまいました。あの時に無理をしなければもっと貴乃花は横綱として長く続けられたでしょうし、その後の朝青龍や白鵬らモンゴル勢の台頭を壁となって受け止めてくれたことでしょう。

 さらにその貴乃花の影響があったのか、稀勢の里も同じような形で無理をして相撲を取ったために引退を早めてしまいました。痛みに耐えて頑張るのはプロであっても大きな代償を払うことになります。まして仕事としてやっているわけではない趣味のテニス愛好家が、痛みに耐えてテニスを頑張る必要はさらさらない訳ですが、自分も含めてそんなテニス好きがたくさんいます。若ければまだしも、中年になってから無理をすると手術をする羽目になったりします。そして手術をしてもまたテニスをしています。どこからその情熱はくるのかと思いますが、それだけテニスには麻薬的な楽しさ面白さがあるのかも知れません。

 僕も長年のテニスのせいで、肩、肘、手首、腰、股関節、膝、足首など体のあちらこちらが痛くて、その症状がそれぞれ酷くなったり軽くなったりを繰り返しています。この2年近くはアキレス腱から足首周りの痛みが一番の悩みになっていて、ようやく昨年の終わり頃から今年2月頃までは痛みがほぼなくなってホッとしていたのも束の間、先月からまた痛みが徐々に増してきています。寒い時期に収まって暖かくなってきたら痛むとは思っていませんでしたが、恐らく知らず知らず調子に乗ってやり過ぎたのでしょう。痛みが消えても傷は消えていないので、慎重さは失うべきではありませんでした。

 そこへもってきてこの1週間くらいは左脇腹を痛めています。じっとしていれば痛くありませんが、少し体を捻ったりすると「いてっ!」となります。まだそんなに強い痛みではないので我慢はできるのですが、我慢しながらテニスをしていると徐々に悪くなっていくのは他の部位の怪我と同じパターンです。多分最近ちょっと調子が良くなったサーブのせいで、調子が良いから調子に乗って頑張って打っていて痛めんだろうと思います。

 とにかく年を取ってくると体を若い頃のようにフルには使えなくなってきます。限界が思っているよりかなり低いところにあるのに、その限界まで体を使ってしまうと故障します。「年寄りの冷や水」とはこういうことを言うんだなと実感しました。せっかく良い感じのサーブが打てるようになったのに、しばらくは脇腹を気遣って、あまり体の捻りを使わないように手打ちで誤魔化すしかありません。



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