幹事クリタのコーカイ日誌2023

[ 前日翌日最新今月 ]

4月14日 ● 中日最下位脱出。

 全国ニュースでは「巨人単独最下位」なのでしょうが、名古屋では「中日最下位脱出」でしょう。中日と巨人のブービー争いはまず中日が9-2と巨人に圧勝しました。中日の先発小笠原は勝ち投手になって開幕戦での借りを返したということになります。実際には6回2失点なので開幕戦よりも悪かったのですが、ここのところようやく少し当たりが出始めた中日打線が今日は小笠原を助けました。

 昨年までと変わらず今年も中日は投手陣は安定しているのに貧打が続いています。期待の外国人たちが揃って不振。もともと日本人は大島しか打たないチームですから、これでは勝てません。ただ今日の試合から石川がついに復帰しました。新加入の細川も良い働きをしています。せめてリーグの平均くらい点が取れれば勝てるチームなのですから、2〜3人大島を返せる勝負強いバッターが揃えばと願います。

 今季のチーム打率だけでみれば驚くことに実は中日はDeNAに次いでリーグ2位。逆にチーム防御率はなんとリーグ4位。それなのに得点はヤクルトに次いで下から2番目、失点はヤクルトに次いでリーグ2位。つまりヤクルトは中日以上に投高打低のチームなんですが、それで首位を走っているのは効果的に得点を挙げて、投手陣が守り抜いているからです。中日は無駄打ちが多く残塁の山を築き、投手陣がここぞで打たれて僅差で負けてしまいます。ゲームメイクが下手なのでしょうか。監督の力量の差かも知れません。

 ちなみに最下位に沈んだ巨人はもっと監督の力量を問うべきかと思います。あれだけの戦力を揃えて最下位というのは酷いものです。チーム本塁打はリーグ1位の10本、チーム盗塁数はリーグ最下位のわずか1盗塁。首位を並走するヤクルトが13盗塁、阪神が10盗塁を決めているのですから、チーム順位を左右するのは本塁打数ではなく盗塁数のようです。常に先の塁を狙う意識の高さが、チームの士気の高さに比例しているのかも知れません。WBCの日本チームもヌートバーを筆頭に次の塁を狙う意識の高いチームでした。漫然と野球をしているように見える巨人や中日は、監督のチームへの意識付けができていないということなのかなと感じます。



gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」