幹事クリタのコーカイ日誌2023

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3月29日 ● 転がるか、踏ん張るか。

 今日いつものナイターテニスをしていた時に、正面に来たボールを体をかわしながらフォアボレーをして決めました。そこまでは良かったのですが、体をかわしたまま態勢が崩れてバランスを失い後ろに倒れそうになりました。このままお尻から落ちて後転するか、それとも踏ん張って立て直すか、よろけながらも考えて、結局頑張って踏みとどまることにしました。もう少しで後ろに倒れそうになるところを懸命に足を送りながら、何とか反転して前を向き転がらずに済みました。

 この転がるか、踏ん張るかの判断はかなり難しいです。大怪我したくないなら転がって受け身を取る方が安全です。高校生の頃に柔道部で黒帯だったので、自ら転がるならコントロールもある程度できるし受け身も取れます。ただしラケットを持っていること、高校生の頃よりはるかに体が固くなっていることなどを考えると、華麗に後転しながら受け身を取れるかどうかは怪しいので、擦り傷や軽い打撲の可能性はあります。

 逆に踏ん張って耐えることができれば怪我はしません。ただしもし踏ん張った挙句に失敗して倒れると打ち所が悪いと大怪我につながりかねません。手首や足首を捻挫したり、背中や肩を強打するかも知れません。ゼロか100かの博打的選択です。転がるよりもリスクは高いのでハイリスクハイリターンとも考えられます。

 結果として踏みとどまることができたので、ハイリターンを得られたのですが、以前から痛めていた右足首にかなり強い負荷がかかったせいで、さらに足首が痛くなりました。そこから後はもう遠いボールを追いかける気力を失いました。怪我が悪化したということよりも、足首が痛いことを再認識させられて、ダッシュするのが怖くなってしまったのです。

 転んでも踏ん張ってもリスクはあったということで、どっちもどっちでした。人生においても何か大変なことがあった時に、上手に転がる方がいいか、頑張って踏みとどまる方がいいかは難しい選択だと思います。今回の反省点としては正面に飛んできたボレーは教科書通りバックボレーで処理しましょう、ということです。体をよけながらのフォアボレーは基本から外れているし年寄りがやるとバランスを崩しやすいので危険です。何事も基本は大事です。



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