幹事クリタのコーカイ日誌2023

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3月12日 ● どうする村上。

 WBCの1次リーグを日本は4戦全勝で終えました。しかもどの試合も大差をつけての完勝。投手陣はダルビッシュを除いて乱れることもなく、打線も村上を除いて好調を維持しています。もちろん1次リーグの相手は格下ばかりですから、この結果は順当と言えば順当で、準々決勝以降はもっと競った試合になっていきます。投手陣もひとつ間違えれば一発攻勢を受けることになりますし、打線もこれまでのようにはいかないでしょう。そんなことは監督も選手も心得ているはずなので、きっとより締まった良いプレーを見せてくれるだろうと思っています。

 問題は不調の村上をどうするかです。岡本と山川も好調とは言い難いですが、これはファースト牧、セカンド山田という布陣にすれば好調な2人を併用できるので悪くはありません。しかし村上は当初から4番サード固定で考えてきただろうと思います。これだけ不調でも4番を外さないで起用し続けてきたことからも栗山監督がそう考えていることは間違いないでしょう。

 ただ4戦で14打数2安打、打率1割4分2厘というのはさすがにいただけません。前後の大谷と吉田が好調なので、全体の得点力が落ちたというほど足を引っ張ったわけではありませんし、進塁打や犠牲フライ、押し出しの四球を選ぶなど最低限のことはしていました。ただ肝心のホームランはもちろん、ヒットも単打2本だけでは4番の責任を果たしたとも到底言えません。村上は大谷の後に打席に入るだけに、無意識のうちに大谷を意識して力んでしまっているように感じます。以前に書いたように打順を下げて気楽に打たせてやることも考えた方が良いのではないかと思います。

 準々決勝は相手が強くなる上に一発勝負のトーナメント戦ですから、ひとつのミスが命取りになりかねません。調子の悪い打者にこだわって打線の流れを切るようなことは采配ミスの最たるものです。1〜3番まではこれまで通りにして4番吉田、5番山田、6番村上、7番牧ではどうでしょうか。山田から村上という打順はヤクルトでの順番と同じだけに、村上も気楽にできるのではないかと思います。もし準々決勝で村上に当たりが戻れば、また準決勝以降に4番に戻せば良いのですから。



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