幹事クリタのコーカイ日誌2023

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3月8日 ● 政治家女子48党。

 NHK党の立花孝志がまたやりました。同党のガーシーが参院本会議を欠席し、参院から科された「議場での陳謝」の懲罰に応じなかった責任を取るとして、党首を辞任し大津綾香に交代するとともに、党名を「政治家女子48党」に改めると発表したのです。相変わらず悪ふざけ的な話題作りが上手いです。

 僕はNHK党をまともな政治団体とは思っていませんが、現実には国会議員が在籍する政党として成立しています。既成政党に飽き足らない人たちに対する受け皿のひとつとして機能しているとともに、昔も今もいる悪ふざけが好きな人たちに刺さるようなワードセンスを持っていることも間違いありません。ガーシーのことをわかっていて立候補させたセンスも、悪ふざけとしてはなかなかなものです。

 そして今回の政党名の変更。今さら48かよとは思いますが、46よりはやはり国民の認知度が高いことは確かです。そして「政治家女子」です。ここらあたりを狙ってくるところが感度が高いです。政治家がおっさんばかりで女性が極端に少ないことが国際的に見てもダメな日本の象徴となっているのに、議員の女性比率を上げていくことに与野党とも全く本気で実行に移していません。そこに「政治家女子48」から女性候補者をどんどん出していけば、一定数の支持を得そうです。

 立花のことですから、ひとりでもふたりでも元48グループの人間を候補者として引っ張ってこられたら、さらに話題を呼ぶことでしょう。総監督だった高橋みなみなら文句なしですが、プライベートのゴタゴタもありタレントとして行き詰っている感じがある篠田麻里子とか、セクシー女優に転身して人気が出た三上悠亜とか、そのあたりでもかなり若者票を取れそうな気がします。もちろん女性で話題性があれば48グループでなくても誰でも良いわけですから、本当にうまい党名を考えたものです。今なら一気に凋落した三浦瑠麗あたりを狙っているかも知れません。

 ただガーシーは政治家女子48党在籍となるわけで、これはちょっと矛盾というか変な感じがしますが、立花はもうガーシーが除名されることを見越しているんでしょう。この立花の才能を生かすなら政党をやるより芸能プロダクションでもやれば良いのにと思いますが、政治の世界の方が芸能界よりも競争が緩くて戦いやすいと思っているのかも知れません。とことん舐めた男です。



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