幹事クリタのコーカイ日誌2023

[ 前日翌日最新今月 ]

3月2日 ● 休符が悩み。

 音楽の習い事をしていて一番苦手なのはリズム、特に休符です。中でも八分休符や十六分休符になると、カウントしていても「おっとっと」と躓くことが多いですし、逆に全休符以上になると休んでいる間もカウントすることができずに本当に休憩になってしまいます。遡れば小学校の頃の音楽教育が悪かったと思うのですが、昭和40年代の学校の音楽の授業はリズムよりもメロディ重視でしたから、正しい音階で演奏したり歌ったりすることは教えられましたが、拍の取り方、特に裏拍とかシンコペーションとかは当時ほとんど教えられなかったと記憶しています。

 もちろん我々世代でも子どもの頃からピアノを習っていたような育ちの良い子女はそんなことはないのでしょうが、習い事と言えば習字そろばんという一般家庭の少年は、盆踊りや歌謡曲のリズムにしか馴染みがありません。3拍半休んで4拍目の裏から入るようなリズムの音楽は、大人になってからカラオケで歌い始めて「あれ、なんかおかしいな」と思って覚えたものです。

 で、五十の手習いで遅ればせながら楽器演奏を始めてみたら、案の定メロディはできてもリズムが違うと先生に注意をされます。単音のサックスはまだ何とか対応できるのですが、左右で違う音を弾くピアノになると右手と左手で休符のタイミングが一緒になったり、ズレたりしてかなり難易度が上がってしまいます。右手はずっとメロディを弾いているのに左手では四分音符を伸ばすのか八分休符が入るのかを意識しなければなりません。「裏の裏」の十六分休符になるとカウントではうまく数えられません。

 結局楽譜を見て頭で何とか理解したら、後は体で覚えるまで弾きこむしかないのですが、もし最初に間違えて覚えてしまうと、修正に時間がかかるのがまた何とも悲しいところです。10年以上経ってもまだこんなレベルなんですから、音楽は本当に幼少期から習うことの大切さと、持って生まれた才能の差が出る分野だなと痛感しています。



gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」