幹事クリタのコーカイ日誌2023

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2月23日 ● プロ野球総選挙。

 今日テレ朝系で放送された『ファン1万人が投票 プロ野球総選挙』がほぼほぼ予想通りの結果に終わり残念でした。何が不満かと言えば、ファンが選べば、見たことがない昔の選手にはなかなか票が集まらないことです。必然的に最近の人気のある新しい選手が上位に入りやすくなりますし、巨人や阪神のような目立つ人気球団の選手が選ばれやすいのもわかりきったことです。通好みとまではいかなくても、もう少し不人気球団、地方球団の昔のレジェンドが入って欲しかったですが、これはレギュレーションがそうなっている以上は何とも仕方ありません。

 1位は大谷翔平、2位がイチロー、以下3位王貞治、4位村上宗隆、5位長嶋茂雄、6位佐々木朗希、7位野茂英雄、8位松井秀喜、9位ダルビッシュ有、10位落合博満。まだキャリアの浅い村上が長嶋より上とか、佐々木が野茂やダルビッシュより上とかでも驚きますが、11位以下はもっと首を傾げる順位です。13位柳田悠岐、15位坂本勇人、17位鈴木誠也、19位菊池涼介、20位新庄剛志あたりは一体なぜそんな上位にと思いますが、若い世代はこの20年間くらいの選手しか知りませんから、そうなってしまうのでしょう。30位の鳥谷敬はスタジオゲストですからもう忖度かなと思いました。

 まあそういう自分だって、戦前から戦後に活躍した古い選手のことはわかりません。沢村栄治も景浦将も川上哲治も大下弘も別所毅彦も見ていません。辛うじて金田正一、稲尾和久、野村克也あたりは現役時代にギリギリ間に合ったくらいです。とは言え、金田16位や野村12位はまだしも、稲尾も張本勲も30位にすら入っていません。さらに投手なら鈴木啓示、山田久志、江夏豊、打者なら門田博光、山本浩二、福本豊、若松勉など1970年代の名選手も全て圏外です。

 まあこれが「今」のトップ30ということでしょう。10年後、20年後に同じ投票をしたら長嶋や王をはじめ昭和のレジェンドは残っても平成の選手はかなり入れ替わってしまっているかも知れません。最後に僕の思うオールタイムトップ10は以下の通りです。1位王貞治、2位長嶋茂雄、3位イチロー、4位金田正一、5位落合博満、6位野茂英雄、7位野村克也、8位江夏豊、9位稲尾和久、10位福本豊。短期間だけの瞬間最大風速ではなく、生涯を通じてどれほど活躍したかがやはり大事です。そういう意味でダルビッシュは素晴らしい投手ですが現役選手なのでまだ入れられません。大谷翔平も将来的にはイチローを超える可能性もありますが、現時点では評価するには時期尚早だと思います。



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