幹事クリタのコーカイ日誌2023

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2月24日 ● 街角インタビュー。

 今日、長女が友達と大須の商店街を歩いていたら地元テレビ局の情報番組にインタビューされたそうです。「一応録画しておいて」と連絡があったので、録っておいて娘が帰ってきてから見てみましたが、使われてはいませんでした。他にインタビューされた人たちの方がずっとネタとして強かったので、そりゃまあ使われないよなぁと思ったのですが、あの街角でのインタビューを使われるにはコツがあります。と言うのも、僕は若い頃から何回もインタビューされて使われてきたからです。

 と言っても、大したことではありません。相手、すなわちテレビ局が言って欲しいと望んでそうなことを言うだけです。使いやすい用になるべく短くハッキリと喋ることも重要です。そして、内容によって表情も笑顔が良いのか、困った顔が良いのか、怒った顔が良いのかも使い分ける必要があります。瞬間的にそれを判断して、適切な内容をコンパクトにまとめて喋れば使われる確率は上がります。話す内容も大事ですが、テレビで使いやすい表情と言葉遣いのクリアさが肝です。

 学生の頃からそうやってニュースや情報番組に何回か使われて、そのたびに誰か彼か見ていて連絡をくれたりしましたが、中年になってからはむしろカメラを避けるようになりました。そんな形でテレビに出たところで良いことなんて何もなくて、単に小さな自己顕示欲が満たされるだけだからです。それからは進行方向にカメラを見つけると「話しかけるな」オーラ全開で通り過ぎるようにしています。どうしても寄ってきたら、なるべく平凡でつまらないことを言うか、逆に過激なことを言うのが良いのですが、それが万一使われるようなことがあると後々のダメージが大きいので、やはりちゃんと断るのが一番です。大昔のテレビは結構いい加減で、ろくに承諾も取らずに勝手に使っていましたが、今はコンプライアンス上の問題がありますから、もっときちんとしています。

 そもそもインタビューとか番組出演などでテレビに出ることに一定の価値があったのも、ネットが一般に普及する前の時代の話です。それまではテレビの圧倒的なパワーで顔と名前が売れましたが、今はそこまで視聴率も高くないし、むしろネット時代になって顔と名前が拡散することのリスクも大きくなったので、冷静にリターンと天秤にかけてコントロールすべきでしょう。街角インタビュー程度では大したリスクもないように思えますが、見て欲しくない人に限って見ているというのも「あるある」なので、気をつけるに越したことはありません。



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