幹事クリタのコーカイ日誌2023

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2月7日 ● ブルース・リーの影響力。

 昨日のNHK『映像の世紀〜バタフライエフェクト』は「ブルース・リー 友よ水になれ」ということでブルース・リーがテーマでした。彼の生涯、哲学、世界に与えた影響を多くの貴重映像とともに放送。ブルース・リーのチルドレンと呼んでもいい我々世代にとっては、まさに「ワンインチパンチ」の直撃を受けるような内容でした。

 僕が14歳、中学2年の時に地元の映画館で上映された『ダーティハリー2』と『燃えよドラゴン』の2本立て。どうしてもブルース・リーが見たくて、友達を誘い、生まれて初めて親同伴ではなく、自分の小遣いを払って映画館に入りました。先に見た『ダーティハリー2』も十分に中2の少年には刺激的でしたが、次に見た『燃えよドラゴン』の衝撃は半端ではありませんでした。未だにあの衝撃を超える映画を見たことがありません。

 もちろんそれは初めて自分で見た映画であり、中学2年という年齢だからこそであって、それ以上の名作だと思う映画、好きな映画は他にもあります。でも映画を見終わった後の陶酔感、影響力の大きさは未だに超えられないですし、恐らくもう生涯超えてくる映画に出会うこともないでしょう。『燃えよドラゴン』に影響されたといよりは、支配されたという言葉が適切なくらいです。

 そんな少年は日本中、いや世界中にたくさんいたのでしょう。空前のカンフーブーム、ヌンチャクブームが巻き起こり、僕も他の少年たちと同様にしばらくヌンチャクを振り回していました。幸いなことにヌンチャクを振り回す日々はそのうちに終わりましたが、映画が学生時代最大の趣味になったのも、就職先が広告会社になったのもブルース・リーのせいだと思います。

 昨日の放送でブルース・リーの言葉「Be Water,My friend!」が何度も取り上げられましたが、改めて奥深いなと思いました。ブルース・リーと言うと『燃えよドラゴン』の中のセリフ「Don’t think. Feel!」が有名ですが、より哲学的なのは「水になれ」ですね。ブルース・リーに出会って50年近くなりますが、未だに水にはなれていないです。



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