今日はテニスしていてとても気持ちの良い日でした。雲ひとつない快晴で微風。陽射しは暖かくテニスをしても汗をかくほどではないし、かと言ってベンチで待っていても寒さに震えるわけでもありません。厳寒の間はメンバーの集まりも悪いのですが、好天のせいか久しぶりに人数も16人と揃いました。ただ最年少が36歳で中央値が52歳と、若者が全く参加しなかったことだけが残念で、やはり暖かくなると若者はどこかに出かけてしまうのでしょうか。

　繰り返しここで書いていますが、僕はこの季節、すなわち立春から春分までの早春が一年を通して一番好きな季節です。凛とした透明感があり、寒さの中に春の訪れを感じる暖かさが紛れていて、それが日ごとに少しずつ強くなってきます。長く寒く暗かった冬が終わり、生き生きとした春の訪れをそこかしこに見つけるたびに気持ちが昂ってきます。

　自分が２月生まれであることもこの季節が好きな理由のひとつです。夏に生まれた人は夏好きな人が多いとか、逆に冬に生まれた人は冬が好きという話も聞きますから、２月生まれが２月が好きなのもおかしくはないでしょう。それに誕生日とかバレンタインデーとかのイベントがあって、過去に楽しい思い出が多いのも好きな理由かも知れません。最近は誕生日をお祝いしてもらうこともバレンタインデーにチョコレートを貰うことも昔に比べたらめっきり減ってしまいましたが、過去に良い思い出があるだけで十分な年齢になってきたということでしょう。

　それと学校に通っている頃はこの時期が一番クラスに馴染んでいてリラックスしていたということもあります。３学期は冬休みと春休みに挟まれて短く、しかもイベントも多くて何となく浮かれた気分でいました。社会人になって40年ですが、未だに学生時代の記憶が無意識にこの季節を好きにさせていることもありそうです。梅が咲き桃が咲き桜が咲く頃に、僕の好きな季節は終わりを告げます。今でも一番好きな歌は「なごり雪」です。