幹事クリタのコーカイ日誌2023

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2月3日 ● 『リバーサルオーケストラ』第4回。

 久しぶりに見ている民放連ドラの『リバーサルオーケストラ』も第4回になりました。前回で主人公の初音(門脇麦)の幼馴染のバイオリニスト三島(永山絢斗)が登場して、いよいよライバル対決が始まるのかと思わせておいて、それは今回はあまり深堀りはせず。で、次の演奏会での曲が初音の因縁の曲であるチャイコフスキーの「バイオリンコンチェルト」で、朝陽(田中圭)は初音をコンチェルトのソリストに指名して、ということで、どんどん物語が動くのかと思ったら、今回はヴィオラの桃井みどり(濱田マリ)の話でした。

 初音がトラウマに悩む話かと思ったのに、今回も初音は団員の人助け。このパターンがいつまで続くのか若干不安になってきました。まあみどりの話はこちらもこちらで家庭と仕事の両立という深刻な悩み。しかもそこにこの時期ならではの受験生を持つ母親の親心も絡んで、誰しも共感を呼ぶようなストーリーであり、脚本の清水友佳子の腕の確かさを改めて感じました。コメディとヒューマンのちょうど良いところを行ったり来たりするあたりは僕の好みでもあります。

 それと今回はみどりの娘の学校で出張オーケストラとして演奏するのですが、その曲目を実際に劇中で演奏を始めるまで隠していたのはナイスアイデアでした。このドラマのひとつの売りはやはりオーケストラの実際の演奏ですから、毎回何を聴かせてくれるのかは大事な要素です。今の高校生に向けてオーケストラで演奏する曲って何だろうと思いながら見ていて、YOASOBIか米津玄師かOfficial髭男dismの三択で張っていたのですが、最初のみどりのソロで「おっ、リョクシャカ!」となりました。緑黄色社会は中京大中京高校出身で、直接は知りませんが僕にとっては地元の子どもたちだという親近感があります。みどりと娘の両方を応援する曲として「Mela!」はぴったりですし。

 物語はまた市長(生瀬勝久)の暴走で、いよいよオーケストラ同士の対決という展開で盛り上がってきていますので、来週以降も楽しみにしたいと思います。



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