中日ファン衝撃の阿部寿樹のトレードに続き、今度は京田です。DeNA・砂田毅樹投手と京田陽太のトレードが発表されました。正直、阿部のトレードを聞いた時に「京田じゃないのか？」という思いはありました。今季の立浪監督の京田への冷遇ぶりはもはや戦力として考えていないんだろうということを感じさせていましたから、きっとトレード要員なんだろうと思っていたので、阿部のトレードほどには驚きはありません。

　とは言え、二遊間のレギュラーだった２人を同時に放出するということは、よほど内野手の補強に自信があるのだろうと考えるしかありません。ドラフトでもそうですが、外国人でも二遊間の選手を獲得するつもりでいるのでしょうか。じゃなければ、内野手の層が薄くなりすぎです。しかも二遊間というのは打つことよりもまず守備の要として働かなくてはなりません。京田のような名手はそう多くないだけに心配が先に立ちます。

　立浪はもともと二遊間を守っていただけに、そのあたりは十分に理解していると思いますが、投手を補強して野手を放出するというのは、貧打を解消するという最優先課題に全く答えていないだけにファンとしては一体どうなっているんだ、と疑心暗鬼になります。10年間でＡクラスは一度だけという球団史上最悪な成績がずっと続いているだけに、そろそろ本当に上向く姿を見せて欲しいのです。

　若手には成長が期待できる選手がたくさんいます。投手力の充実ぶりは屈指です。後は長打力があって主軸を担える外国人選手を２人獲得できれば優勝だって十分狙えるのです。なかなか芯を食った答えを出してくれないだけにイライラします。