幹事クリタのコーカイ日誌2022

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11月17日 ● 近づくサッカーW杯。

 W杯カタール大会が近づいてきています。来週23日にはグループステージの初戦であるドイツ戦が控えています。しかし、その割にはあまり盛り上がっていないのが気になります。サッカー人気自体が一時期ほどではないのが一番の理由でしょう。またかつての三浦知良、中田英寿、中村俊輔、本田圭佑のようなサッカーに詳しくないような人でも知っているスター選手が今の日本代表にいません。さらに言えばドイツとスペインという2強と同じグループに入ってしまったことで「突破は無理だろうな」という諦観もあるのかもと思います。

 それでもテレビ局をはじめメディアは盛り上げに必死で、やたらと通常番組にもサッカーネタをかぶせてきます。月曜日の「99人の壁」もW杯特集で、クイズ半分、W杯をはじめとした懐かしい映像半分のような構成でした。「ドーハの悲劇」「マイアミの奇跡」「ジョホールバルの歓喜」も見せてくれたし、中山雅史のW杯日本初ゴールや本田や遠藤保仁のフリーキック、さらにはジダンの頭突きにマラドーナの神の手と、ずっと見てきたファンにはお馴染みの映像盛り沢山で、それはそれで楽しめました。

 思い返せば1998年のフランス大会以来、今回でなんと7大会連続で出場となるのですから、随分と長く日本も出続けているものです。1980年代のアジアでなかなか勝ち抜けない暗黒の時代を知っているだけに、しみじみと「強くなったな」と感慨に浸ってしまいます。ただし2002年には早くもベスト16に進出しているのですから、それ以来ずっと出ていてもベスト8にたどり着いていないということを考えると、日本サッカーの進化が止まってしまっているようにも感じます。

 前回ロシア大会ではベルギーに惜しくも逆転負けを喫してギリギリでベスト8を逃しただけに、今大会は期待していたのですが、厳しいグループに入ってしまったのは本当に残念です。とは言え、まだ始まってもいないのに負けたつもりでいるのも癪なので、何とか2強のどちらかを最低引き分けに持ち込んで、2位に滑り込めないものかと思います。どちらかと言えば初戦のドイツ戦の方が立ち上がりだけにジャイアントキリングは起こしやすいような気がします。

 組織だった守備ではそれほど日本は見劣りがしないと思いますから、あとはいかに得点を奪うか。中盤でボールを奪ってショートカウンターでゴールを狙うという戦略が基本になりそうなので、スピードのある伊東純也がキーマンでしょう。後は相馬勇紀、三笘薫といったドリブラーをどう起用していくのか。そしてパサーとしては鎌田大地と久保建英。経験豊富な大迫勇也を森保監督が選ばなかったことがどう響くのか心配していますが、ドイツ戦に勝てば一気に盛り上がることは間違いありません。期待しましょう。



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