幹事クリタのコーカイ日誌2022

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10月19日 ● 冷蔵庫サイズの防音室。

 音楽を練習していると気になるのが音です。隣家のピアノの音がうるさいからと殺人事件が起きたことがありますが、日本の狭い家屋ならではの悩みです。一戸建てならまだしもマンション住まいでは上下左右の隣人たちを気にして、なかなか練習ができません。昭和の時代は公園や河原で管楽器の練習をしている人もいましたが、今どきはそれも迷惑がられそうなので、カラオケボックスで練習をしているという人もよく聞きます。

 僕はサックスの練習は昼間に30分程度にとどめています。12年も習っていて進歩が遅いのは練習量が足りないからだと自覚はしていますが、こればかりは家庭の事情なので何ともなりません。ボーカルは本気で声を出せるのはサックスと同じく昼間だけです。ピアノは電子ピアノでヘッドフォンをして弾いているので深夜でもできますが、本来なら電子ピアノではない生のピアノで音を出して練習したいところです。

 こういう環境にいると防音室が欲しくなりますが、マンションでも部屋の中に置ける防音室というのがあります。ところがこれが場所を取るし高いのです。1.5畳サイズでも新品なら80万円くらい、中古でも40万円くらいはします。買うのも大変ですが、置く場所も困ります。引っ越した時に最初からそのスペースを確保しておけば別ですが、16年も住んだ我が家にそんな大きなものを置く余裕など全くありません。

 そんな中、ヤマハから発表されたのが0.5畳サイズの防音室「SBA05」です。コンパクトで大きさは冷蔵庫くらいのサイズということですから、頑張れば置くスペースを確保できるかも知れません。価格も37万9500円と安く抑えられています。素晴らしいです。ただし配送料が3万3000円、オプションの吸音材が2万7500円。さらに自分で組み立てる商品なので、組み立てサービスを利用したら4万4000円と、全部合わせればプラス10万円の費用がかかります。

 しかも0.5畳となると座って利用することはできませんから、僕のようにサックスやボーカルなら辛うじて大丈夫ですが、座って演奏する楽器は無理ですし、機材を中に入れるスペースもなさそうです。50万円近く払ってこの程度の利便性なら、カラオケボックスに通う方が安く上がりそうな気もしますが、自宅に狭くても防音室があるというのはなかなか魅力的です。



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