幹事クリタのコーカイ日誌2022

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10月16日 ● テニスのベテラン大会。

 アマチュアのテニスプレーヤーにとって日頃馴染みのある大会というのはいわゆる「草トーナメント」と呼ばれるものです。主催者はテニスクラブであることが多いですが、ヨネックスやプリンスなどのスポーツメーカーが主催していることもあります。昔はテニス雑誌が主催している大会もありましたが、テニス雑誌の存続が風前の灯火となってしまったので、今の草トーはテニスクラブ主催のものが大半だと思います。

 また各地のテニス協会が主催している大会も多くあります。そしてこのテニス協会主催の大会の中でも特別な格上の大会になるとJOPポイントが付いてくるものがあります。ポイントは一般、ジュニア、ベテランと分かれていて、それぞれのランキングがあります。一般で頑張ってポイントを稼げば全日本選手権にも出られますし、ベテランなら全日本ベテラン選手権に出られるようになります。

 我々のような年齢を重ねたプレーヤーにとっては全日本ベテランに出ることが最高の舞台になるわけですが、これは普通の会社員ではかなりハードルが高くなります。実力のハードルはもちろんですが、ポイントを稼ぐためには多くの大会に出場することが必須になります。平日に開催されている大会も多く、まず仕事を休めることが第一条件になります。次に経済的負担で、日帰りで近所で開かれている大会ばかりなら良いですが、遠征するとなると交通費、宿泊費がかかります。結局継続的に参加できるのはテニスコーチか、時間もお金もある自営業の人が中心になりがちです。

 僕も40代で頻繁に草トーに出ていた頃には、20歳くらい年下の若手になかなか勝てないので、年齢区分があるベテラン大会に出てみようかと検討した時期がありました。しかし実力、時間、お金と全ての面で難しいという結論に達しました。仕事も家庭も忙しい時期だったので、さすがに生活の全てをテニスに全振りはできません。今では20代はおろか40代相手でもパワー、スピード、スタミナ全ての面で厳しくなってきたので、草トーナメントも出る気がおきないというのが正直なところです。60代以上限定の還暦プレーヤー大会があれば出ても良いですが、そんな大会は滅多にありませんし。

 今の体力的には週2回のテニスがちょうど適度なところで、たまに週3回したとしても、それ以上の練習をして、さらに大会に出るとなると故障のリスクが格段に高くなってしまいます。怪我をしたらもう簡単には治らない年齢なので、何より無理しないで楽しくテニスをすることが目標です。勝ち負けを競うことも面白いですが、自分のテニスが上達していると感じられれば十分に楽しいですし。



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