幹事クリタのコーカイ日誌2022

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8月28日 ● 全米オープンドロー。

 いよいよ今年最後のグランドスラム全米オープンが始まります。ただ今大会はわかっていたこととは言え、かなり役者に欠けてしまいました。まず大本命のジョコビッチがワクチン未接種のため欠場。そしてズべレフも全仏での怪我が未だに癒えず欠場です。錦織は復帰が全米に間に合わず、フェデラーもいません。なんとも盛り上がりません。

 こうなると本命はやはり第1シードのメドベージェフとなります。ウィンブルドンは参加できなかったので、この全米に向けて調整してきているでしょうし、昨年に続く連覇の可能性も高いと思われます。メドベージェフの山には第6シードのオジェアリアシムが入りました。また4回戦では今年覚醒したかのように絶好調のキリオスがいます。この2人と連続で対戦するとなると、かなり消耗させられますから大本命と言えども全く油断はできません。

 対抗となる第2シードはナダルです。実力的には十分ですが敵は怪我でしょう。体調が万全でなくともナダルは何とかしてきましたが、年齢が年齢だけにどこまで気力でカバーできるものなのか心配です。幸いなことに今回はドローに恵まれた感があります。準々決勝でノリーとルブレフの勝者と当たりますが、それまでは順当に勝ち上がれそうです。

 第3シードのアルカラスはちょっと厳しい山になりました。3回戦で直前のマスターズ1000シンシナティで優勝したチョリッチと当たります。好調さを持続して乗り込んでくる選手と早いラウンドで当たるのは不運です。さらに4回戦チリッチ、準々決勝シナー、準決勝でナダルとなりますから上位シード選手の中ではもっとも厳しいドローになりました。

 第4シードのチチパスは安定していますが爆発力がありません。すっかり脇役が板についてきた感じがしますので、ここらで大きな花火を上げたいところです。4回戦でベレッティーニ、準々決勝でルードとこちらも強敵揃いです。チチパスの山にはノーシードのマレーとバブリンカもいます。好調な西岡良仁も勝ち上がれば3回戦でチチパスと対戦になります。見どころが多い山だとも言えそうです。

 女子はやはりシフィオンテクが本命でしょう。今大会が最後となるセリーナ・ウィリアムズがどこまで勝ち上がれるでしょうか。2回戦で第2シードのコンタベントと当たります。まだ復調には遠い大坂なおみに多くを期待できないと思いますが、相性が良い全米ですし復活の兆しが見られると良いのですが。なにせ日本人選手のシングルス出場は西岡、大坂とダニエル太郎の3人しかいません。すっかり低迷期に入ってしまいました。



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