幹事クリタのコーカイ日誌2022

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8月22日 ● 東北に初めて優勝旗。

 仙台育英が下関国際を破って初優勝しました。東北に春夏を通じて初めての優勝旗が渡った、ということで、大いに話題になっています。なにせこれまで春夏合わせて12回も決勝に進みながら優勝できなかった東北勢です。僕は1969年青森の三沢が決勝延長再試合の末に負けた時から高校野球の記憶がありますから、「13度目の正直」には本当にここまでくるのに長かったなと思います。

 この間には三沢の太田だけではなく、東北のダルビッシュや花巻東の菊池、大谷など、とんでもない高校生エースが何人もいました。実力的にはいつ優勝してもおかしくはなかったのです。かつて沖縄代表がなかなか優勝できませんでしたが、一度沖縄尚学が優勝してからは沖縄勢は春3回夏1回優勝しています。同じように東北勢もこれからはきっと何回も優勝できるのではないかと思います。

 決勝で負けはしたものの、大阪桐蔭と近江という春の優勝準優勝校を連破した下関国際も今大会を盛り上げてくれました。仙台育英に比べて伝統も経験も少ないのに、大健闘でした。かつては県大会で1回戦負け続きの弱小校だったというのに、2017年に甲子園初出場して以来、近年どんどん強くなってきているのですから、もちろん指導者が素晴らしいのだろうと思いますが、高校生の可能性は大人が思うよりもはるかに大きいものだということも改めて感じさせます。

 ここのところ近畿地方ばかりが地の利を生かして強いという印象の高校野球でしたが、今大会の結果を見てこれまで優勝旗を持ち帰っていない県の高校が、自分たちもできるぞと思って来年以降に活躍してくれたら良いのになと思います。



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