幹事クリタのコーカイ日誌2022

[ 前日翌日最新今月 ]

8月20日 ● 萩生田ダッセー。

 有田芳生や鈴木エイトらを中心にして、自民党の萩生田光一政調会長と旧統一教会のつながりが次々と報道されていて、とてもじゃないけれども関係の深さが他の自民党議員の比ではないと思えます。祝電を送っただけとか、選挙活動を手伝ってもらったとか、選挙のために仕方なく旧統一教会を利用したんだろうなという議員もいますし、関係の雑誌に複数回登場したとか、イベントに参加したとかビデオメッセージを送ったとか、積極的にウィンウィンの関係を構築していたという議員もいます。関わり方の濃淡はいろいろあって、どこで線を引くのが良いのかとは思いますが、萩生田はそんなレベルではありません。

 自民党が政権に復帰するまでは八王子の教会に月に1〜2回は訪れていて、教祖の写真に敬礼をし、礼拝に参加し、一緒に日本を神の国にしましょうと言っていたとか、完全に信者と変わらないほどの密接さです。萩生田のこうした態度に教会の青年たちも真摯に応え、彼の選挙に取り組み萩生田に全面的に協力してきたというのに、萩生田は他の議員同様に「知らなかった」ととぼけるばかりです。証拠が出てくる事実に対してはとぼけて、証言だけで物的証拠がないことには「事実とは違う」と否定します。

 これまで散々利用してきた教会に対して、ここまで白々しいこと言って切り捨てるような発言を繰り返す萩生田について、元信者が「ダッセーな、と」言ったという鈴木エイトのレポートは臨場感抜群です。本当にダッセーと思います。それで本当に心を入れ替えて関係を断ち切れるならまだしも、ここまでズブズブでは手切れできるわけもないでしょう。そんなことをしたら教会からどんなしっぺ返しがくるかもわかりませんし、選挙でも負けてしまいます。反社と付き合うということは「毒を食らわば皿まで」なのです。

 祝電を打っただけの議員と、萩生田のようなズブズブの議員を「関りがあったから」と一緒くたに断罪するのではなく、関係の濃淡をはっきりさせて、自民党内部にここまで旧統一教会を引きずり込んだ主犯たちを明らかにすべきでしょう。きちんと調査をするとはそういうことです。それは結局清和会ひいては岸家、安倍家を断罪するということになるので政敵にとってはチャンスとなります。岸田首相、麻生太郎および宏池会は表向きは困った顔をしつつ内心では「もっとやれやれ」とマスコミを煽っているのかも知れません。なにせそう思えるほど今回はNHKを除くマスコミにストップがかかっていないからです。それもまたなんだかなぁですが。



gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」