幹事クリタのコーカイ日誌2022

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8月19日 ● 改めて基本は大事。

 どんなことにせよ基本は大事です。僕がやっているテニスも、サックスやピアノ、ボーカルも同じです。サックス歴は13年になりますが、先日のレッスンで改めて先生から正しいロングトーンを教わって愕然としました。正しいロングトーンの前に正しいアンブシュアがあり、正しい息の入れ方があり、正しい呼吸法があります。それらができた上で正しいロングトーンがありました。単に長く音を伸ばして吹ければ良いってもんじゃないのです。わかっているようで全然わかっていませんでした。

 ボーカルのレッスンでは立ち方を矯正されました。僕は子どもの頃から片足に体重をかけて立つ癖があります。体が少し歪んでいるせいなのか、両足に均等に体重をかけて真っ直ぐに立っているのが苦手です。でもその傾いた立ち方では歌を歌うには良くないと指摘されました。きちんとバランスよく両足に体重をかけて、しっかり腹筋に力を入れられるようにして息を吐くことで、良い声が出せるんだそうです。言われた通りにやってみると確かに楽に力強い声が出せます。腹筋を上手く使えるので喉に負担がかかりません。

 ピアノもテニスも同様で、こうした基本は意識して訓練して身につけるものですが、最後は無意識にできるようになっていないとプレイに集中できません。だから最初に正しい基本をしっかり練習することが大事なのですが、基礎練習ばかりずっとやっていたら初心者はすぐにイヤになって放り出してしまいます。なので基本もそこそこやりながらも、音楽なら曲を、テニスならゲームを早めに初めて楽しさを感じられるようにします。ただ、そうするとついつい曲やゲームばかりやってしまって基本に反するような悪い癖がついてしまいます。趣味で楽しんでいる大人の習い事の難しいところです。

 長年やっているテニスなんて、30年近く基本をほとんどやらずにゲームばかりして遊んでいたので、すっかり悪癖だらけでした。ここ10年間くらいようやくプロに教わって少しずつ直しているところです。もちろん長年の癖なので簡単には直りませんが、初心者と違って基本を身につけた方が良くなるという確信があるので飽きずにコツコツとやれています。問題を把握し目的意識をしっかり持って練習できることが大人の習い事の良いところです。



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