幹事クリタのコーカイ日誌2022

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8月8日 ● 高校野球が始まった。

 今年も夏の全国高校野球選手権大会が始まっています。いろいろと問題を多く抱えているイベントであり、昔から再三そのことについては言及してきましたが、高野連は本当に保守的でかつ場当たり的なので、改革は遅々として進みません。今年は特にコロナ感染が広がっていて、以前はひとりでも陽性者が出たら出場辞退していましたが、今は選手を総入れ替えすればOKという判断らしく、県岐阜商は18人中10人選手を入れ替えて出場するとか。奈良大会決勝で似たようなことが起きて生駒が天理に大敗を喫しましたが、また同じようなことが起きないとも限りませんが大丈夫でしょうか。それでも出場できないよりは良かったと思いますが。

 大会のあり方についてはいろいろ文句がありますが、高校野球を見ること自体は昔からもちろん大好きです。好きだからこそ文句も出てくるわけです。近年は大阪代表、もしくは近畿地方の代表校が強すぎて地域の公平性を欠いています。甲子園球場固定の大会だから、どうしても近畿地方の学校に有利になるのは否めません。大会で勝つからまたスカウトもしやすくなり、ますます強豪校が強くなっていきます。なのでインターハイのように毎年全国持ち回りで開催するのが一番公平だと思います。夏の暑さ対策や、大会後半の連戦問題を考えても、ドーム球場で開催するとか、複数球場で同時に試合をするとかした方が良いと思いますが、甲子園こそ「聖地」という刷り込みが行われているのが問題です。

 新聞社は放送局まで巻き込んだ一大スポーツイベントであるにも関わらず、変なところで教育的な側面を強調してくるのも矛盾を孕んでいます。大人が高校生を使って金儲けしているのがいやらしいと思うので、興行なら興行と割り切って開催してもらった方が見る側もスッキリと楽しめると思います。その代わり出場校がOBに寄付を募らなくてもいいように補助金を出すとか、または窮乏している弱小校に分配をして底上げをしていくとか、何らかの形でNHKや朝日新聞は儲けを高校にバックをしても罰は当たらないでしょう。

 今大会、優勝候補の大本命は春夏連覇を狙う大阪桐蔭、対抗は昨年からの連覇を狙う智弁和歌山でしょうが、我が地元代表の愛工大名電も強豪の星稜相手に大差で初戦突破を果たし調子が良さそうです。近年愛知代表は夏の大会では結果を残せていませんが、そろそろ優勝を狙っても良い時期です。本当ならコロナで中止になってしまった2020年の時は中日でいま活躍している高橋宏がいた中京大中京が本命だったと思います。2009年中京大中京以来の優勝をそろそろ見たいものです。



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