幹事クリタのコーカイ日誌2022

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8月5日 ● 大谷はエンゼルス残留。

 今シーズン途中の大谷のトレードがなくなりました。パドレスとヤンキースが最後まで交渉を続けたということですが、エンゼルスは大谷を手放しませんでした。その大谷の2発を含むチームで7本もの本塁打を放ちながらも負けた今日の試合を見ても、本当にこんなところに大谷を置いておくのは才能の無駄遣いだなと改めて感じましたが、こうなったらシーズン残り試合は大谷の個人成績しかエンゼルスファンも楽しみがないことでしょう。もちろんエンゼルスファンではない大谷ファンの日本人も同様です。

 エンゼルスが大谷を手放さかったのは、トラウトもレンドンも長期で戦線離脱をしている今、大谷までいなくなったらチームに看板選手が誰もいなくなってしまうからです。弱い上に唯一無二のスターを手放すわけにはいかないというチーム事情はわかりますが、大谷が二刀流でフル回転できる時間もそれほど長くはないでしょうから、時間が惜しいとも思います。

 エンゼルス残留で良かったことと言えば、シーズン途中での移籍では大谷のやり方を他チームでやるには時間がないから難しいかもということでしょう。二刀流のために大谷は中6日のローテーションで投げているので、他の投手にしわ寄せがいっています。また投手だったり指名打者だったりで、野手にもポジション的に流動性が必要になります。二刀流を続けるにはエンゼルスのようにチーム全体が大谷のために「最適化」を図らなければなりませんが、優勝争いをしているようなチームがシーズン途中でそんなことができるのかというと難しいでしょう。大谷にしてみれば慣れた環境であるエンゼルスで残りシーズンを過ごす方が個人成績は上げられそうです。

 ただ来年オフにはFAになる大谷ですから、トレードするなら今シーズンが終わったところでしょう。トラウトとレンドンに大金を払っていますが、エンゼルスのオーナーは金を持っている割にケチなので大谷とは大型契約をしないと言われています。となると、ヤンキースがいの一番に手を挙げてきそうですが、心配なのはヤンキースのような球団が大谷のためにチームを最適化してくれるとは思えないことです。それよりも馴染んだ西海岸の球団の方が良い気がしますが、トレードだけにこればかりは大谷の希望通りというわけにもいきません。投手か野手か、どちらかにすれば、どの球団に行っても活躍できそうですが、二刀流を貫くというのは結構不自由なものです。



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