本格的に日本列島が真夏モードに入り、連日35℃を超える猛暑が続いています。日中に外出するだけでクラクラときますが、さらに新規感染者数が記録的な数字に達しているコロナ対策としてマスクをしていると、熱中症でやられるかコロナでやられるかの二択を迫られているような気分になります。実際のところ目の前にある危機は熱中症なので、外を歩いている時にはマスクを外しているのですが、さすがに人通りが多いところでは屋外でも外して歩きにくいのも事実です。

　ショッピングモールや地下鉄などではさらにマスクを外すことは周りの目が気になってしまいますが、これだけ感染者が増えて、さらに数字としては出てきていない無症状で感染していたであろう人たちも入れたら、地下鉄車内のどれくらいが実は既に感染して免疫を獲得している人なのかと想像してしまいます。完全に僕の勘ですが、アクティブに動いている現役世代は半分以上が実は感染済みなのではないかと思っています。この第７波がピークアウトする頃には日本人は集団免疫を獲得してしまうのではないでしょうか。

　もしそうなったら、本当にもうコロナはインフルエンザ並みの扱いで良いと思います。感染者の全数把握の必要はないし、保健所に報告もしなくても良いことにして、重症者と病床の逼迫度合いだけをウォッチしていくことにすれば医療現場も保健所も少し楽になります。実際、行動制限をしない今の状況はこれまでの対応とは違ってきています。軽症や無症状の感染者が増えることはある程度容認しているようなものですから、だったらもう全数把握も要らないでしょう。

　本当は飲み薬が開発承認されればそれが対応を切り替える一番良いきっかけになるのですが、まだ時間がかかりそうなのが残念です。と言うことで、とりあえずマスクを外せる場所がもう少し増えてほしいのですが、地下鉄に「女性専用車両」のような「マスクなし専用車両」も作ってくれないですかね。作ってくれないでしょうね。