幹事クリタのコーカイ日誌2022

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8月2日 ● 村上の5打席連続本塁打。

 ヤクルトの村上宗隆が阪神戦の3打席連続に続いて中日戦で2打席連続でホームランを打ち、5打席連続本塁打の新記録を樹立しました。これまで連続打席本塁打記録は4打席で王貞治ら13人が達成していますが、初めて5打席目の壁を乗り越えたことになります。ちなみに四死球を挟んでもやはり4打数連続本塁打が最高なので、村上の記録はまさに快挙です。

 過去に4打席連続本塁打を記録した13人は王以外に青田昇、長池徳二、松原誠ら名選手が多く、中日では高木守道、谷沢健一が記録しています。特に覚えているのは1986年のバースの時で、とにかくバースは王の年間55本塁打、7試合連続本塁打などの「アンタッチャブル」とされていた記録をことごとく破りそうになるので、この4打席連続本塁打の時も騒がれたものですが、バースは日本人の心に配慮したのかどの記録も王を上回ることはしてきませんでした。

 村上の記録は偉大だと思いますが、ちょっと情けないのは打たれた中日バッテリーです。過去に13人が4打席連続でストップしているということは、13人の投手が5打席目を阻んできたということです。当然中日の柳と木下のバッテリーも記録のことは念頭にあったと思いますし、記録に関係なく2-0で負けている3回裏ランナー1塁なのですから、ホームランを打たれることだけは避けなければならない場面です。そこであっさりフルカウントからホームランを打たれてしまうというのは情けないです。柳は中日のエースです。二線級の投手が大敗している場面で打たれるのとは訳が違います。

 とは言え、やはりプレッシャーのかかる場面でしっかりスタンドに運んだ村上を称えるべきなのでしょう。村上はいま本塁打と打点でダントツのトップ、打率は2位です。三冠王を狙えるところにいます。通算記録も含めてどこまで凄いバッターに成長していくのか楽しみです。



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