幹事クリタのコーカイ日誌2022

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8月1日 ● 第7波は自己防衛で。

 コロナ第7波はこれまでとレベル違いの感染者を生み出しています。第6波もそれまでと桁違いの感染者数でピーク時には1日約10万人を超えていましたが、第7波は1日約23万人。しかもまだピークアウトしたわけではないので、さらに増える可能性が十分です。WHOによれば、7月24日までの1週間あたりの新規感染者数はおよそ97万人と、日本が世界最多だそうです。日本人はみなマスクをしているから大丈夫、という話は「神話」だったようです。なぜマスクもしないで酒飲んで騒いでいるアメリカより感染者数が多いのか説明がつきません。

 第6波までなら、こうした状況では当然緊急事態宣言かまん延防止等重点措置が発出されて、飲食店は時間制限をされ、イベントは軒並み中止になっていましたが、今回は世界最多の感染者数でも行動制限は行われていません。政府が「感染症対策と社会経済活動との両立を図る」として、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置といった行動制限を求めていないからです。行動制限をしなければ今後もますます感染が拡大していくことは間違いないでしょう。全国各地の夏祭りも花火大会もコロナ以前のように開催されますし、夏の甲子園大会も観客数制限をしないで開催するようです。

 政府は両立と言いながらも、行動制限するよりも経済活動を優先したいと考えているようです。ワクチン接種も進み、重症化するリスクも減ってきているという判断からです。濃厚接触者の待機期間を短くして、医療従事者が早期に職場復帰できるようにして人手不足を解消しようとしています。国民も最近までその方針に賛成している声の方が多かったと思います。参院選を行っても祇園祭を開催しても反対意見は多くありませんでした。さらには感染症法上の扱いを「結核相当」の2類から「季節性インフルエンザ相当」の5類へと引き下げようという意見も多くなってきています。

 僕にはそれらの方針が正しいのかどうか感染学の専門家でもないのでわかりません。ただこれまでの対応とまるで真逆になってしまったことだけはわかります。日本は他国に比べても厳しく行動制限をおこなって「金より命」という方針のもと感染者数の増大を防いできたと思っていましたが、ここにきての急な方向転換は誰が決めたことなのでしょう?いま会社の同僚、テニス仲間、趣味の音楽関係者にもどんどん感染が広がっていて、連日知り合いが陽性になった、濃厚接触者になったという話を聞きます。怖いなと思う反面、ほとんどが軽症で済んでいるようなので、まあ大丈夫なのかなとも思います。

 60代でリスクが高い年代に入る自分としては、これまで通りになるべく人混みは避けて外出も減らし、早く4回目のワクチン接種をしようと思います。こうなったらみんな自分で判断して自分で身を守るしかありません。



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