幹事クリタのコーカイ日誌2022

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7月31日 ● 東京五輪から1年。

 去年の夏は何だかんだ言ってもオリンピックを見て盛り上がっていました。もちろん五輪開催に反対していた人々も多かったし、中には東京五輪のもろもろの騒動などをきっかけにオリンピックそのもののあり方を見直すべきだと思った人も多かったことでしょう。僕もあまりにも金儲け主義に走っているIOCの「ぼったくり男爵」を見ていると、もうちょっと抑制的であるべきだと思います。

 とは言え、スポーツが人々に喜びや感動を与えるものであることに変わりはなく、また娯楽として最上の部類のものに入るという思いも変わりません。オリンピック自体の運営のやり方などに問題が多々あったとしても、その存在意義は相変わらず高いものだと考えています。早くも2年後に迫ってきたパリ五輪も今から楽しみにしています。

 そんな中、NHKのサンデースポーツでは2週にわたって「東京五輪から1年 アスリートたちの告白」という特別企画を放送しました。体操の内村航平、卓球の水谷隼、レスリングの須崎優衣という3人の金メダリストたちによる鼎談です。なかなか公の場で本音を話せない立場のアスリートたちの真実の声を聞くという趣旨で、なかなか興味深いものがありました。

 彼らはそれぞれの競技の第一人者なので、自分の成績のことばかりを考えているだけではありません。特に東京五輪で引退した内村、水谷は今後の体操や卓球の盛り上げや、オリンピック自体のあり方、さらにはスポーツ全体の普及や地位向上なども視野に入れた話をしていました。もちろん全てのアスリートが同じ考えだとは思っていませんし、過去にも問題や不祥事を起こした多くの元選手がいましたから、内村や水谷のような人はもしかしたら特別なのかも知れませんが、話を聞いていると彼らの今後の活躍が楽しみにはなりました。



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