幹事クリタのコーカイ日誌2022

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7月17日 ● 初めてのボーカル発表会。

 ボーカルのレッスンを受け始めたのが2月。発表会で歌う曲を決めたのが4月。練習期間は3ヵ月でしたが、ついに今日、本番を迎えました。会場はホールです。伴奏はピアノだけ。5月のサックスとピアノの発表会も同じようにホールだったのですが、どちらも緊張して練習の半分もできずに撃沈しました。すっかりホールの発表会はトラウマです。今日失敗したら今後はライブハウスでの発表会だけにしようかとまで考えていました。

 出番は2番目。最初に同じくボーカルの同年輩の男性が登場。かなり緊張しているのが舞台袖から聞いていてもわかります。リズムもピッチも乱れていて、トップバッターの辛さがよくわかります。こういう緊張し過ぎパフォーマンスの後は連鎖反応が起きやすいので、あまり聞かないようにずっとストレッチをしていました。ボーカルはスポーツと同じでストレッチして筋肉を柔らかくすることが大事だそうです。

 いよいよ本番。ステージ中央に出て一礼。スタンドにささっているマイクを外して手に持ち、ピアノ伴奏してくれる先生に合図。「少年時代」のイントロが始まります。一番緊張している歌い出しの歌詞が飛ばないように繰り返し念じていたのに、急に真っ白になりかかり焦りましたが、歌い出す直前に「夏が過ぎ」だと思い出しました。以降も緊張で次のフレーズは何だったかな〜のピンチが次々と訪れましたが、そのたびに歌い始める1秒前くらいに降りてきました。この数日寝ても覚めてもトイレでも食事中でも歌詞を口ずさんでいた効果があったのかも知れません。

 何とか「少年時代」を無事に歌い切り、ホッとする間もなく「On the Sunny Side of the Street」です。また冒頭のフレーズが靄にかかりましたが、何とかつなげることができました。ちょっとややこしいAメロが乗り切れれば、あとは流れで歌えます。むしろ歌詞よりもスイングのリズムが怪しくなりました。どうしても緊張しているとテンポが速くなって走り気味になってしまいます。自分で感じていてもなかなか修正できません。

 そのまま最後まで走り気味に歌い終わりました。歌詞は間違えなかったし大きな破綻はありませんでした。リズムのキープは課題として残りましたが、初めてで、しかも苦手なホールということを考えれば十分に合格点だったと思います。声もしっかり出せました。ピッチが怪しいのは今に始まったことではないので仕方ありません。

 終わってから先生からも良かったと誉めてもらえて安心しました。まあどんな酷いパフォーマンスをしても終了直後に手厳しいこと言う先生は今までいませんでしたけどね。大人の音楽教室ではまずは健闘したことを称えるのがマナーなのかも知れません。個人的にはもう少し良い表情で歌いたかったということはありました。実は一昨日偶然に近くのショッピングモールで演歌歌手の徳永ゆうきのステージを見ました。さすがプロは歌う時の表情が素晴らしかったので、これは参考にしようと思ったのですが、歌詞を思い出すのに必死でそんな余裕はありませんでした。

 いくつもの反省点はありますが、まだレッスンを受け始めて半年経っていません。今回は人前で歌って拍手をしてもらうのは楽しいなと感じただけで十分です。



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